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シリーズ「金融機関とともに地域を考える」
「中小企業家しんぶん」2003年 5月5日号より

キーワードは「地域」
「連携」の仕組みづくり

帯広支部金融懇談会から(下)


各金融機関の特色を学んで
 北海道同友会帯広支部(会員数570社)が、金融機関との信頼関係を確立しようと行っている金融懇談会は、信用金庫、信用組合、地方銀行、都市銀行、政府系金融機関と次々行われました。

 その中で、各金融機関では特色を持った融資や情報の提供がなされていることが良く理解できました。

 企業の創業時は信金、信用組合、経営規模が大きくなってくると地方銀行、全国的な情報や海外との取引等になってくると都市銀行との取引も必要になってきます。政府系金融機関は長期で安定的な融資を期待できますし、政策的な資金も利用できます。

 各金融機関が誕生してきた背景も懇談会の中で説明され、創業の理念を厳しい時代に改めて確認している金融機関もありました。その意味では、各金融機関の特色を学びながら必要な資金の種類、ほしい情報内容で複数の金融機関と取引を進めることが必要になってきたと言えます。

 参加の企業からも、具体的な低利融資の情報や海外との取引で悩んでいたことに対するアドバイスがもらえたと懇談会の参加を実益として評価していました。

 その点では、現在取引している金融機関以外とざっくばらんに懇談する機会は貴重な時間となりました。

金融機関の創業支援、コンサルタント業務を活用して
 地元金融機関を中心として各金融機関は創業支援、コンサルタント業務に力を入れています。

 特に十勝信用組合などは創業支援、経営規模の小さい企業のメインバンクとして特化しているようで、きめ細やかに相談に応じているようです。帯広信用金庫も創業支援に力を入れており、実績も徐々に上がりつつあります。また経営分析や業務改善などのコンサルタントチームを編成しており、企業の要望にこたえて改善提案などを行っています。

 北海道銀行、北洋銀行、札幌銀行などの地方銀行の各支店も札幌本店と連携しながら支援体制を整備しつつあります。しかしながら、そのような支援体制も金融機関からのアピールが徹底されていないこともあって、会員企業に周知されていない現状もあります。帯広支部のメール通信、FAX通信などの広報を通じて情報を流していくことの重要さを感じています。

金融機関との今後の連携の仕組みづくり
 今回の懇談会を通じて、「地域経済の活性化」「中小企業とは運命共同体」「地元金融機関は地元企業によって育成されてきた」などの意見が出され、「地域」がキーワードになりました。

 10行の金融機関と30時間に及ぶ懇談会を行うことで、地域の資金を地域の企業が活用して、企業も金融機関も成長していく、そのような状態を作っていくことが確認されました。十勝は金融アセスメント法がめざす状況が比較的実現されている地域です。

 しかし今後、金融検査マニュアルが地元金融機関まで浸透することが予想され、赤字企業が7割とも言われる中小企業とその中小企業を相手に営業を行っている金融機関にとって従来までの取引関係を無視した指導が行われる可能性があります。

 金融機関が金融庁の方を向いた営業方針をとるのか、地域金融機関としての理念を貫くことができるかは、中小企業が経営体質強化に努めながらお互いの信頼関係をどのように構築できるかにかかっていると言えます。地元金融機関、地方銀行とも「金融検査マニュアル」は中小金融機関、中小企業の実態に合っていないと、アセスメントの署名にも協力していただきました。

 今後、帯広支部では継続的に金融機関と懇談会を継続し、会員企業が金融機関に求めるもの、金融機関が企業に求めるものの情報を提供しながら、経営労務委員会が中心となって金融機関が魅力を感じる企業作りを行っていく予定です。

北海道同友会東北海道センター事務局長 石戸谷和政

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