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【15.07.08】松浦市中小企業振興シンポジウム開催 中小企業の未来を拓くまちづくり 【長崎】

 松浦市では、2014年12月に松浦市中小企業振興基本条例が制定され、4月には中小企業振興会議が発足。エコノミックガーデニング松浦をめざし、産・官・学・金・民が協働して中小企業を育みやすい土壌づくりをスタートするにあたり、5月30日中小企業振興シンポジウムが開催されました(主催:松浦市、共催:松浦商工会議所、松浦市福鷹商工会、長崎同友会)。

 第1部では中小企業庁長官・北川慎介氏が「地方創生の主役を担う中小企業振興〜中小企業振興会議発足に寄せて〜」と題し記念講演。中小企業・小規模企業の現状やイノベーションの推進、地方創生交付金の具体的取り組みや税制など、地域経済を担う中小企業・小規模企業を取り巻く施策などの説明には200名近くの参加者も熱心に耳を傾けていました。

 第2部では拓殖大学・山本尚史教授がコーディネーターを務めパネルディスカッションを開催。4名のパネリストは長崎県立大学経済学部教授・車相龍氏(振興会議委員長)、松浦市商工会議所代表(長崎同友会北松浦支部)・稲沢文員氏、松浦市工業会代表・前田周二氏、女性起業家代表・熊本志穂美氏。「中小企業の未来を拓(ひら)くまちづくり」というテーマに対し、コミュニティー、ネットワーク、インフラ整備などさまざまな切り口でそれぞれの立場、仕事観を通して議論が交わされました。

 北川長官は最後の締めとして、岡山の若手経営者の集まりを例に出し、「地域として誰に何をアピールしていくかをはっきりさせるためのネットワークづくりも必要だ」との総評がありました。

 今回のシンポジウムに先立ち、第1回目の振興会議を開催した松浦市。地元の振興の新たな役割を担い、振興の核として期待されます。

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