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【15.07.08】「越前市中小企業振興基本条例」学習会開く 中小企業の声を反映して具体的施策へ 【福井】

 福井県越前市では県内3番目の「越前市中小企業振興基本条例」が、4月1日から施行されました。

 それに伴い、福井同友会丹南支部(山腰巌支部長)は、5月21日、武生(たけふ)商工会館で同条例の学習会、「出前講座」を開催しました。市側は産業政策課より3名が出席、同友会は21名が参加しました。

 市の小泉課長は、「条例検討の議論では、小規模事業者への配慮、継続の施策、雇用支援、中小企業の実態把握と意見反映など、意見が相次いだ。今後の具体的施策で魂を込めたい」と述べました。

 さらに、市の総合計画体系のひとつ、「越前市産業活性化プラン」に基づく、新年度の施策(1)既存産業・企業自立化促進と支援(2)創業促進、風土づくり(3)企業立地促進(誘致型から地域企業の立地へ)(4)産業強化一体支援、などの詳細も説明。

 意見交換では、「支援や補助制度の垣根がまだ高い」「市のチャレンジ発注事業に挑戦したが、発注なく投資が無駄になった。認定と受注は別か」「モノづくり企業に支援制度が偏っている。地域には多様な事業あり、汎用性のある支援施策を」「地域に眠る伝承技術や文化を活(い)かし、地域を元気にする商店街の企画へ支援を」「中小企業者の意見や要望を恒常的に聞く場の設置を望む。施策効果を判断する上でも必要」など、会員からさまざまな声が上がりました。

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