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【18.08.29】 未来への足がかりは 「ちば中小企業元気戦略」から! ちば中小企業元気戦略活用セミナー【千葉】

 千葉同友会は7月25日に政策委員会・条例憲章学習推進本部主催の中小企業憲章制定8周年記念企画「ちば中小企業元気戦略活用セミナー」を開催し、行政からの参加も含め22名が参加しました。

 千葉県では、千葉県中小企業振興条例が制定されて11年になり、その具体化として「第4次ちば中小企業元気戦略」が発表されています。第4次戦略のポイントを千葉県商工労働部経済政策課の篠崎慎一主幹より、また事例報告として岩井武巳氏((有)岩井製作所・代表取締役)、鈴木勲氏((株)鈴木工務店・常務取締役)が報告しました。

 篠崎氏は「ちば中小企業元気戦略」について、同友会からも委員として参加する「千葉県中小企業振興に向けた研究会」で検討を行っていることを紹介。千葉県の経済状況を報告し、第4次戦略の特徴として、(1)小規模企業の振興、(2)中小企業の成長の後押し、(3)中小企業の経営基盤の強化、(4)地域社会と連携した支援の4つの基本方針に基づく施策を紹介しました。

 岩井氏からは「経営革新計画の策定」をテーマに10年後の会社の将来を考えて、経営革新計画に取り組んだことを報告しました。計画に取り組む中で、目標が明確になり計画的に課題に取り組むことや組織を意識したプロジェクト管理の構築が可能になったこと、新市場として医療機器分野や海外展開などさまざまな採択後の成果を話しました。

 鈴木氏からは「空き公共施設などの活用」をテーマに、千葉県南部の鋸南町にある廃校を利用した「道の駅 保田小学校」について、立ち上げの経緯やテナントとしてお土産屋を経営する経験を報告しました。「道の駅 保田小学校」は町外から年間400件の視察が来るなど廃校利用として注目されています。鈴木氏は「元気戦略の創業支援を活用していればよかった」と振り返り、元気戦略のさらなるアピールと高齢者の活用の施策立案を呼びかけました。

 元気戦略の概要と企業の実践から条例の具体的な活用を考えられるセミナーとなりました。

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