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【18.11.07】条例の実現をめざす〜愛知県内情勢と中小企業の“いま”とこれから

「愛知県中小企業振興基本条例」制定6周年記念の集い


県内中小企業をめぐる情勢

 「愛知県中小企業振興基本条例(以下、条例)」の制定6周年の集いが開催され、愛知県職員・会員・事務局65名が出席しました。今回の集いは、条例の実質的推進を目的に企画され、経営課題別にグループで愛知県の産業労働施策についての直接的な意見交換の場に位置づけています。

 冒頭、愛知県産業労働部長の伊藤浩行氏からのあいさつを皮切りに、(1)「あいち産業労働ビジョン2016―2020(以下、ビジョン)」が念頭に置く県内経済情勢の現状と展望、(2)条例とビジョンの関係性、(3)ビジョンの特徴とめざす姿、(4)重点施策とその概要、(5)Society5.0や自動車のEV化に代表される構造的変化を踏まえた現行ビジョンの追補の基本的考え方と方向性について、愛知県産業労働部産業労働政策課の鵜飼司主幹が報告。世界的に情勢が大きく揺れ動くなかで、県内中小企業も従来の延長線上に固執するのではなく、市場創造と人材育成に注力しつつ、新たなステージに向けた挑戦が求められている現状が明らかにされました。

経営課題別に意見交換

 その後、8つの課題別グループ((1)ものづくり、(2)事業承継、(3)労使問題、(4)障害者雇用、(5)ワーク・ライフ・バランス・介護離職問題、(6)女性の活躍促進、(7)採用と人材育成、キャリア教育、(8)省エネルギー)に分かれ、それぞれ愛知県の担当者を交えた意見交換が行われました。当日参加した愛知県担当者からは、中小企業経営者の声を率直に聴くことができ有意義だった、などの感想が寄せられました。

 最後に城所真男・愛知同友会副代表理事から、「中小企業家として自ら襟を正しながら、人を生かす経営に徹底して取り組み、ビジョンの実現ひいては条例の内容実現に取り組もう。愛知県の職員の皆さんには、次年度以降も継続して開催できるようご協力いただきたい」と全体のまとめがされました。

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