2021年7月6日中小企業魅力発信月間キックオフ行事開催しました

中小企業魅力発信月間キックオフ
オンライン開催で660名が参加

 7月6日に「中小企業魅力発信月間キックオフ行事」がオンラインで開催されました。「中小企業の日」および「中小企業魅力発信月間」は2019年に制定され、中同協がキックオフ行事を開催するのは初めて。来賓に国会全政党の議員や、日商、中央会、全国連、労働組合から25名を迎えるなど会外からも多くの参加があり、のべ660名の参加がありました。

 YouTubeライブ配信にて行われた第1部では、はじめに広浜泰久・中同協会長が「広く中小企業の役割と重要性を分かっていただき、誇りを持つにふさわしい自分たちになるべくさらに自助努力を重ねていくという思いを確かめる機会にしたい」とあいさつ。また、角野然生・中小企業庁長官および鮫島大幸・事業環境部企画課長からメッセージが送られました。

吉田敬一・駒澤大学名誉教授が講演
 続いて、小串康博・(株)オグネット代表取締役(大分)、山田勝治・大阪府立西成高等学校校長(大阪)、吉岡敬司・広島信用金庫専務理事(広島)、山村吉由・奈良県広陵町町長と栗山ゆかり・事業部次長(奈良)からそれぞれ報告があり、産学官金との連携した取り組みが紹介されました。さらに「中小企業の存在と社会的役割~持続可能で多様な地域社会づくりを支える中小企業をめざして」をテーマに吉田敬一・駒澤大学名誉教授が講演。統計データを活用しながら日本経済の現状と中小企業を取り巻く環境を明らかにし、中小企業だからこそ果たせる役割とその魅力とは何なのかを学び合いました。

 第2部ではZoomを利用しグループ討論を実施。全国の会員や会外の参加者と意見交換し交流を深めました。

 第3部の討論発表では「産学官金と連携し関係性をつくっていくのが中小企業の役割ではないか」「地域の課題を自社の課題と捉え地域が必要とする企業になること」「地域の人口減少が続く中で、働く場をつくり、人を大切にし、働く人の人生に寄り添っていくことが地域企業の魅力ではないか」などの意見が出されました。最後に石渡裕・中同協政策委員長が「中小企業が社会的に必要な存在であることがはっきりしたと思います。元気で魅力的な中小企業を増やし、地域経済と日本経済を活性化させましょう」とまとめ、閉会しました。

開催のご案内

中小企業の魅力って?
中小企業は経済を牽引する力であり、社会の主役

 「難局の克服への展開が求められるこのような時代にこそ、これまで以上に意欲を持って努力と創意工夫を重ねることに高い価値を置かなければならない。中小企業は、その大いなる担い手である」とうたわれた中小企業憲章(2010年閣議決定)。2019年に制定された「中小企業魅力発信月間」(7月)と「中小企業の日」(7月20日)のキックオフとして、中小企業家同友会全国協議会ではより多くの方に中小企業の存在意義やその魅力を知っていただく行事を実施します。ぜひご参加ください。

開催概要

日時:7月6日(火)13:00~17:00
対象:同友会会員、自治体、金融機関、学校関連など幅広く
開催方法:オンライン
     第1部、第3部はYouTubeライブ配信
     第2部はZOOMによるグループ討論
会費:無料

<企画内容>
第1部:実践報告
 障害者雇用の現場から(大分) 小串康博氏 (株)オグネット代表取締役
 学校の現場から(大阪)  山田勝治氏 大阪府立西成高等学校 校長
 地域金融機関から(広島) 吉岡敬司氏 広島信用金庫 常務理事
 自治体から(奈良)    山村吉由氏 奈良県広陵町 町長
 【基調講演】(駒沢大学名誉教授 吉田敬一氏)
第2部:グループ討論
第3部:グループ討論発表 まとめ

申込方法など

<申込期限>2021年6月30日(水)

<申込方法>
【同友会会員以外の方】同友会会員以外の方は下記からお申込みください。
https://zenkoku.e-doyu.jp/s.event/
【同友会会員の方】申し込みはご所属の同友会事務局までお願いします。