同友会紹介

第33回総会宣言 2001年7月13日

私たちは、7月12、13の両日にわたり、「同友会運動の躍進で、人が輝く21世紀を創ろう!」のスローガンを掲げ、第33回定時総会を札幌で開催しました。全国から集まった1500名を超える参加者は、2日間の学びあいと論議を通じて、スローガンに示された通り、同友会運動を躍進させることが、人と地域、そして中小企業が輝く21世紀を創ることができるとの確信を深めることができました。

いま日本経済は深刻な不況下にあり、企業倒産や失業率も増大の傾向にあります。さらに、政府の提唱する「構造改革」路線のもとで、金融機関の不良債権処理が強引に進められれば、生かされるべき多くの中小企業もその巻き添えとなり、企業倒産の激増が予想されます。これでは、景気はさらに悪化し、日本経済の再生は遠のくばかりです。先進諸国では、経済活性化に果たす中小企業の役割を高く評価し、中小企業重視の政策転換が行われ実績を上げています。日本においても、中小企業を重視し、地域経済の活性化をはかり、国民が将来に安心と希望の持てる政策を打ち出すことが切望されます。昨日告示された参議院議員選挙は、21世紀初の国政選挙であり、私たちもその動向をきびしく見つめる必要があります。

私たちは、本総会における熱心な論議を通じて、同友会がかかげる理念こそ、21世紀においても普遍の真理であり、この理念にもとづき、企業経営と同友会運動を車の両輪として力強く推進することを再確認致しました。

そのためには、同友会理念を学び直し、同友会運動の原点に立って、時代にふさわしい活動の再構築をはからなければなりません。以上の視点から、本年度は次の3点を重点課題として、提起するものです。

第一には、21世紀型企業づくりの活動をさらに強化します。8年前の「総会宣言」で明らかにした21世紀型企業とは、(1)国民や地域の要望に高い水準で応えられる使命感に燃える企業、(2)労使が共に育ち合い、活力に満ちた豊かな人間集団としての企業のことです。この同友会型企業ともいえる21世紀型企業づくりに、一層の熱意と創意を結集して取り組むことです。そのために、時代転換にふさわしい質の高い学びあいの場をつくり、実践と検証活動を強めます。

第二には、中小企業と国民生活、地域が豊かになるための経営環境改善活動を推進します。特に、地域と中小企業への円滑な資金供給を可能にし、それに協力しようとする金融機関との共存共栄をめざす「金融アセスメント法」の実現に向けて、会内はもとより、広く社会的世論を喚起しながら力強く運動を進めることです。

第三に、2010年、全国50000名会員を展望し、その第一歩を踏み出す年とします。同友会が、中小企業家にとって最も頼もしい組織として機能し、魅力ある会としてその輝きを増すことによって、各同友会の組織はさらに大きく発展します。未来に限りない夢を広げ、着実に組織の増強をはかることです。

私たちは、困難な課題が山積している時こそ、同友会で学んだ成果がその真価を発揮し、課題を克服することで、私たち自身が鍛えられ、磨き上げられることを経験してきました。21世紀の初頭に当たり、全国の同友会の仲間と共に、全力をあげて経営課題に取り組み、中小企業家としての歴史的使命を果たすため、同友会運動のゆるぎない発展をめざすことを誓い合い本総会の宣言とします。

総会宣言 2001年7月13日
中小企業家同友会全国協議会 第33回定時総会

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