同友会紹介

第42回総会宣言(全文) 2010年7月9日

 私たちは、7月8日、9日の両日にわたり、「時代の転換点、ゆるぎのない経営基盤を確立し、歴史を創る同友会運動を!」のスローガンを掲げ、第42回定時総会を大分で開催しました。総会は、17の分科会で本年度の活動方針と中小企業憲章を担う企業づくり、同友会づくり、地域づくりについての論議を深め、学びあい、未曾有の不況に直面する日本経済の新たな展望と時代を切りひらく決意を固める場となりました。

 本年は戦後の中小企業運動にとって歴史的な年になろうとしています。「中小企業は経済を牽引する力であり、社会の主役である」を基本理念とする「中小企業憲章」が、さる6月18日に閣議決定されました。私たちが7年前から提起し、取り組んできた「中小企業憲章」が日本政府の方針となったことは誠に意義深いものがあります。

 本日、同友会の「中小企業憲章草案」が決議されました。これは、すべての地域や国民の幸せを確かにすることを願って、2年間に及ぶ会内の論議をへて練り上げたもので、政府の憲章制定に大きく寄与することができました。私たちは、このことに確信を持ち、同友会の「中小企業憲章草案」を今後の憲章推進運動の理念的指針にしていきます。同時に、閣議決定された「中小企業憲章」を中小企業全体、国民全体に広げ、日本に根づかせていくことが大切です。この内容を実現させる運動に本総会から踏み出しましょう。そのために私たちは、(1)「中小企業憲章」を閣議決定にとどめず、国民の総意とするため、国会決議をめざすこと、(2)首相直属の「中小企業支援会議」を設置し、省庁横断的な機能を発揮して、中小企業を軸とした経済政策の戦略立案等を進めること、 (3)中小企業担当大臣を設置することなどを要望し、働きかけていきます。

 私たちは、本総会での論議を通して次の3点を確認し、内外に宣言するものです。

 第一に、私たちは、中小企業であることに誇りを持ち、どの地域でも人が豊かに生きていけるよう仕事を創り、雇用を担う企業づくりに取り組みます。そのために「企業変革支援プログラム」なども活用し、経営指針に基づく全社一丸の経営を実践し、自立的で質の高い企業づくりをめざします。また「環境経営」にも取り組み、「同友エコ」などの運動を通じて持続可能社会の実現に貢献します。同友会ではこれらについて自ら学ぶ場をつくり、積極的に参加し、実践を励ましあえるような信頼関係を広げていきます。

 第二に、私たちは、地域や国民の高い期待にこたえられる同友会とするため、すべての地域で対企業組織率10%以上の組織を目指します。その第一歩として、今年度5万名会員を実現しましょう。同友会の輪を広げることで、一人で悩む経営者に、励まし合える仲間がいることを知らせ、さらには仲間の連帯の輪の中で自信と誇りを得て、新たな事業に意欲的に挑戦していく質の高い学びの場づくりを地域のすみずみに広げ、地域になくてはならない同友会をめざします。

 第三に、私たちは、憲章推進運動に全国的に力を合わせて取り組むと同時に、すべての地域で、中小企業振興基本条例制定・見直し運動をすすめます。そのために私たちは、地域の経済状況だけでなく、文化や歴史などもよく理解し、中小企業が地域資源を生かした持続可能な経済社会を担う一員として経営を維持・発展できるよう、行政や他団体とも連携を強化し、共に若者が希望の持てる地域の未来を築いていきましょう。

 私たちは、歴史的転換点の年にあたって、改めて同友会運動の革新性と先見性に確信をもち、新しい時代を切りひらいていく、壮大な運動を国民と共に展開していくことを誓い本総会の宣言とします。

 

2010年7月9日
中小企業家同友会全国協議会第42回定時総会

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