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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 2月25日号

▼中同協の全国行事に参加すると、いつも感動と勇気をいただき「よーし、またやったるぞー」と昂然(こうぜん)とした気に包まれるのだが、今回の大分全研では一層その感じが強かった。参加者の勉強のレベルもかなり高く、それだけにグループ討議の中で教えられることも多かった。学び、工夫し、果敢に展開している体験談は千金に勝る

▼学びが深いと工夫も多様かつ科学性に満ち、しかも心憎いばかりの気配りがちりばめられている。しかもその1つ1つが鮮やかに功を奏しているのは、それを実行する社員が基本理念を血肉化し、日常化しているからと受けとめた。まさに、科学的戦略の確立と最も頼りになるパートナーとしての人づくりがセオリーどおりに構築されているのをまざまざと実感させられた

▼鋤柄幹事長のまとめの言葉は、誠に示唆とウイットに富み、今後の流行語にしたいようなおもむきがあった。つまり「お変わりございませんか」という、久しぶりに再会したときのあいさつ。なるほど、私たちは毎日なんとか自らを変えようと努力している。それなのに「お変わりございませんか」とは失礼な。笑いをこみ上がらせるような気分で、自己革新に邁進(まいしん)しようではないか。

「中小企業家しんぶん」 2月25日号より


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