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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 6月15日号

▼6月5日は「世界環境デー」です。日本では6月が「環境月間」として各所でいろんな催しが行われます。わが国は1970年に公害基本法を制定して、経済優先の国家方針から公害を許さない方針に転換をしました

▼その後のニクソンショック、第1次オイルショック、そして第2次オイルショックと、1970年代は3つの経済的打撃があったのですが、日本経済はこれを克服して80年代の繁栄に結びつけました

▼その発展の原動力になったのが省エネ技術であり、公害防止技術であったことも事実です。企業にとっては経費の負担が増える逆風の中から、これを超える技術を開発してコスト競争に勝ったのです。逆境の中から知恵が出てきたのです

▼それに比べ90年代の日本はどうでしょう。公害問題も汚染排出企業を対象にする局部問題から、地球全体の環境問題へと大きく変化してきました。企業も市民も一緒になって環境問題を考える時代になってきました

▼中小企業といえども環境問題を避けて通るわけには行きません。滋賀同友会が提唱する同友会版環境マネジメントシステムは中小企業でも導入しやすく、効果も大きいようです。新たな試みとして注目されます。

「中小企業家しんぶん」 6月 15日号より


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