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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 7月5日号

▼6月は全国総会を前に、これまでの活動を振り返るため、各地区・ブロック代表者会議が開かれました。会議では現状打開の経営と運動の実践交流が熱心に展開されました

▼東日本代表者会議では、(株)アイワード木野口功社長(北海道同友会常任理事)が「人間尊重の経営を追求し続けて」と題して問題提起。30年前破たん寸前の印刷会社の役員になり、経営指針確立と実践を通して今では道内有数の企業に成長した過程を語りました

▼氏が最後に「激変消滅の時代に堅持すべき観点」として強調したのは次の4点。第1は自信を持つこと。自社の理念、戦略、営業方針、社員の力を信じて全力投球すること。経営者が迷い、自信を失うことが一番危険である

▼第2に目標は具体的に。獲得目標を数値化し、その実現に向けて各セクション、一人ひとりが努力する。その過程で互いに励ましあう

▼第3に壁は自分の中にあること。「できないのではないか」「無理かもしれない」自分の心の弱さが改革を遅らせ、時代に負ける原因に

▼第4は大きな努力で小さな成果。相当頑張ったつもりでも思ったほどの成果は上がらない。それほど今はきびしい。以上の4点は、同友会運動にも当てはまります。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より


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