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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 9月 25日号

▼青森で開催された今年の青全交も、赫々(かくかく)と燃える思いを全国の仲間と共有し、新たな取り組みを誓い合う機会となった。分科会の報告が一様に経営環境と自社状況を正確に見据えた上での内容であったことも、実感を持ちやすく、共に考える場になったのではないか

▼もう1つは設営担当して頂いた青森の仲間の素晴らしさを感じた方も多いと思う。温かで人なつこく誠実であるのは、同友会の仲間に共通しているところであるが、企業づくり、人づくりが自然体で地域づくりと一体になっている方が多く、志の高さがひしひしと伝わってきた

▼県内の農家に無農薬大豆を栽培してもらい、天然ニガリだけで豆腐づくりをしている方。オカラを利用したカリン糖や駄菓子類は、消費者からの提案だという。板柳町にはリンゴジュースやジャムなどを作る工場、温泉つきのロッジ等多彩な設備のふるさとセンターがある

▼そこの中核的役割を果たしている方は、除草剤も使わずもぎとったその場で丸かじりできるリンゴを作っているリンゴ園主である。周囲の人たちの信頼を込めたまなざしに、その会員さんが自分の仕事と地域づくりを一体のものとしていることを強く感じさせられた。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


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