●2004年 1月 5日号 |
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▼21世紀も4年目の春を迎えました。今年はどんな年になるのか、いやどんな年にするのか、経営者は変革と創造の姿勢で時代と向き合いたいもの ▼景気は回復基調といわれますが、自動車、デジタルの特定産業と地域に集中しており、産業間、地域間格差は広がる気配もあります。今年の見通しを考える場合は、どこが動き、停滞、後退しているかを科学的に分析することが大切 ▼特に市場(お客様)の変化には、丁寧かつ機敏に対応したい。本紙の経営体験事例にもお客様からのクレームや困りごとに誠心誠意こたえることで絶大な信頼を築いた、商品開発のヒントにつながった等のケースは少なくありません ▼きびしい時代だからこそ社内の空気に活力を湧かせたい。社員が前向きに努力する、その頑張りをみんなが認め励ます。小さな改善、ちょっとした工夫、お客様への気配りに上司は目をとめて評価する、この積み重ねが大きなエネルギーに転化します ▼将来への不安と不満が錯綜(さくそう)する世相にあって社員の心理も揺れます。経営者は常に経営理念を明示し「なぜ」「どうして」と物事を根本に立ち返って共に考えることが大事。社員の迷いを確信に変えることが元気な職場を創(つく)る元です。 「中小企業家しんぶん」 1月 5日号より |
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