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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 3月 15日号

▼政府の発表するマクロ経済の指標は景気回復へと向かっています。しかし、中小企業や消費者には実感がありません。それは輸出と大型設備投資が引っ張っているからで、輸出頼みの経済構造から抜け出せていません

▼2月に静岡で行われた全国研究集会の第15分科会には27同友会が参加し、「あるべき日本経済の将来像と中小企業憲章」のテーマで論議されました。地域経済の活性化の担い手は中小企業であり、そのモデルは同友会にある。中小企業を国の経済政策の中心に置くような運動を進めようという機運が盛り上がってきました。今後、各同友会で学習会がもたれることでしょう。産業構造改革を下から進めていく決意で取り組みたいものです

▼変化といえば、静岡駅周辺の商店街が活況を呈していたのに驚かれた人も多いでしょう。地域活性化の努力が実った姿を実感したと語る方もいました。工業出荷額全国3位ということと相まって地域経済再生が進んでいる好事例ではないでしょうか

▼全国行事の楽しみは開催都市の変化を肌で感じ取ることにもあります。百聞は一見にしかず。経営者たるもの、各地を訪問して地域経済の実態を知り、経営感覚を磨くことも必要でしょう。

「中小企業家しんぶん」 3月 15日号より


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