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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 6月 15日号

▼環境問題が社会的に大きく取り上げられて久しい。今年も6月の環境月間がやって来ました。中同協も地球環境問題交流会を2001年と03年に開催し、各地での取り組みを報告してきました

▼03年の交流会記念講演で京都大学名誉教授の内藤正明氏は、「環境問題というのは、まず家のゴミを外に掃き出すといった身近な環境を整えることから始まり、ついに地球環境問題にまで至ったということです。20世紀の社会というのは、このように付け回ししてきた社会で、会社にたとえれば、減価償却なしに経営してきたとも言える」と述べています

▼地球環境問題は私たちが被害者であると同時に加害者でもあり、企業経営者も大小を問わず環境問題に取り組まざるをえません。ISO14000の取得が中小企業にも求められることになってきました

▼一方では環境問題をビジネスにしようと環境技術の開発も進んで来ました。中央環境審議会は2025年には100兆円以上、200万人の雇用を生み出す産業になると予測しています。人間尊重の経営と環境保全、地域経済の再生は同友会がめざす活動の柱です。環境問題でも同友会会員がオピニオンリーダーとして活躍したいものです。

「中小企業家しんぶん」 6月 15日号より


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