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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2005年 1月 25日号

▼中小企業憲章の学習運動が進み始め、この実現こそが真の日本経済再生の道であり、地球環境悪化を食い止め、多様な民族や文化を認め合うことで平和な世界をより強める土台となるとの認識が深まり、感動と意欲の輪が広がっている

▼1つには、すでに小企業憲章を確立し、具体的に小企業の育成や誕生促進に取り組むEUの目的が、2度の大戦で戦場となったヨーロッパの国々と宗教や文化の違いを超えて、連帯を強め平和の維持と人間尊重を軸に、失業と貧困の撲滅を目指す新たな経済づくりにあり、そこに納得と共鳴をもてるからである

▼もっと強い実感を持たせているのは、「憲章」が目指す真の日本経済再生の原点が、地域独自の新たな仕事おこしを含めた地域づくりであり、その核になる自社発展の問題点や課題の洗い直しであり、地域を良くしていこうという仲間を積極的に増やすことにある点である

▼本紙新年号座談会で、北海道倶知安町で長年にわたり地域の人々と町おこしに奮闘する武内氏の努力に感動し、勇気づけられた方も多い。身辺爽(さわ)やかかつ誠実な粘り強さ、そして何よりもふるさとを愛し地域の人々の暮らしに寄せる人間らしい温かい心が基本、と感得する。

「中小企業家しんぶん」 1月 25日号より


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