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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2005年 6月 25日号

▼先月、秋田に同友会が誕生し、第37回中同協定時総会は、文字通り全ての都道府県代議員参加で開催される。戦後の統制経済時代、原料配分など公平であるべき同業組合の不条理な運営などから「全ての中小企業の声」を公正に反映をとの切実な思いが基本理念「民主」形成につながり、自主・連帯も体験が到達させた理念である

▼47同友会の実現は「民主」形成の原点の思いからも大きな意義を持ち、未来への足取りの強さを確信させられる。この到達点に立ち、改めて同友会原点精神のくもりない継承と、さらに磨きあげる大切さを心に刻み合いたい。地域に根ざし原点に誠実であればこそ「国民や地域と共に歩む」精神は本物になり、中小企業の活力を生み活(い)かされる新しい社会づくりの土壌を育(はぐく)む

▼平和の中でこそ中小企業の繁栄があるということも大切な原点認識である。素朴だが体験からの教訓であることに説得力がある。それらを継承し、自主・民主・連帯の基本理念を活かした会運営と人づくりを軸に、企業の繁栄安定を地道に学び合い実践し続けてきたことが、良識ある真面目で勉強熱心な会と評価され、現在の到達点があることに、誇りと自負を持つべきであろう。

「中小企業家しんぶん」 6月 25日号より


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