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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2005年 7月 25日号

▼ここ数年、役員研修会などで「他流試合」という言葉が登場する。意味と目的は、個人の持論や支部・委員会、時には単位同友会で議論し意思統一された内容が、同友会理念や歴史に照らし、正当性を有し、かつ発展的であるのかを確かめ、さらに学びを深めるためにより広い場での交流を積極的に行おうということにある

▼創立の理念に共感し、その理念を継承し、発展的に深め実践することを目指す会であるから、学びや実践の内容をより多くの場で検証しあうことは、会の存在意義を堅持し、継承を確かにする積極的な意味がある。もちろん「同友会理念とその実践的あり方」継承の基本は、会員個々の学びの場をいかに充実させるかにかかっている。会運営のあり方を含めて後継役員への継承システムも重要である

▼どの課題も欠かせないが、全国行事という、いわば大きな他流試合の場で磨き合えるすごさ、素晴らしさを、今回の全国総会で改めて実感された方も多いのではないか。単なる知識や知恵としてではなく、感動と共に、血肉として学び確かめることができる他流試合の持つ意義は大きい。振り返ってみて、多くの出会いの中で育てられた心の豊かさをしみじみ感謝している。

「中小企業家しんぶん」7月 25日号より


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