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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2008年

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●2008年 12月 25日号

▼「倒産件数11月で昨年超す」というニュースが新聞紙上をにぎわせています。「負の連鎖」が中小企業を直撃している状況はますますその深刻度を増してきました。しかし、「そうした状況だからこそ同友会の出番」のはず。厳しいからこそ「良い会社」が選ばれるわけで、私たちが追求してきている社会性・人間性が本物であるかどうかが、今問われています(続きを読む>>

●2008年 12月 15日号

▼アメリカ発の金融危機は大恐慌の様相を呈し始めた。まさに世界同時不況に突入した感がある。株式相場の下落、原油、鉱物、食糧の商品相場の下落も進行中で、底打ち感も見いだせず不安定な経済情勢が続いている。グローバル化した経済では当然のこととして新興工業国もリセッションがおきている。過去に例をみない新しい経済の混乱が数年は続くと覚悟すべきであろう(続きを読む>>

●2008年 12月 5日号

▼「人を生かす経営全国交流会」が秋色深まる琵琶湖湖畔で11月20〜21日と開かれました。基調講演は大田堯東大名誉教授。氏が同友会で初めて登壇したのが1985年1月の第1回社員教育活動全国研修交流会ですから23年余のお付き合いになります(続きを読む>>

●2008年 11月 25日号

▼経営者の真価が問われる時代に突入しました。同友会3つの目的の2番目「良い経営者になろう」の重みが、今ほど実感を込めて語られることは、かつてなかったかもしれません(続きを読む>>

●2008年 11月 15日号

▼「100年に1度」と言われる経済危機に直面している。アメリカ発の世界同時不況で、高成長を持続していた新興国も軒並み巻き込んでいる。グローバル化した経済構造では必然の結果であろう。中小企業といえども世界経済の動きに影響される(続きを読む>>

●2008年 11月 5日号

▼10月19日放映のNHK日曜討論、中川財務金融大臣と立教大学山口教授の対談は興味深く聞くことができました。題して「金融危機と景気」(続きを読む>>

●2008年 10月 25日号

▼「世界同時金融危機」「日本の株価も連日暴落」というニュースが駆けめぐる中、素晴らしく明るいニュースが入ってきました。何と今年度のノーベル賞に日本人が4名も!(物理学賞に小林氏・益川氏・南部氏、化学賞に下村氏)それぞれの道で多大な貢献をなされた各氏が決して短くはない年月を経て、その成果を評価され受賞に至ったこと、心からお祝い申し上げたいと思います(続きを読む>>

●2008年 10月 15日号

▼アメリカ発の金融危機が世界経済を揺さぶっている。次々に出てくる金融機関の破綻(はたん)や整理統合のニュースは金融不安を一層駆り立てる。株価も世界的に大きく下落し、行き過ぎたマネー資本主義の矛盾が一気に噴出してきた(続きを読む>>

●2008年 10月 5日号

▼前任者2人が突然任務を投げ出すという前代未聞の異常事態のもと、麻生新内閣が発足しました。国民だれの目から見ても、国会解散、総選挙は目前であり、超短命内閣であることは間違いありません(続きを読む>>

●2008年 9月 25日号

▼第36回青年経営者全国交流会が岩手同友会の設営のもと開かれました。メインテーマは「世界の全ての人々が幸せにならなければ、個人の幸せはない」というもの。岩手を生誕の地とする、あの宮澤賢治の強い思いでもありました。この壮大なテーマを前にして、私たちは具体的に何に取り組むべきなのか、交流会を通して、その道筋が見えてきたような気がします(続きを読む>>

●2008年 9月 15日号

▼景気に急ブレーキがかかってきたところに、首相の突然の辞任である。政治の混迷は経済の混迷を招く。中小企業にとっては第1次オイルショックに匹敵する打撃も予想され、経営戦略の早急な見直しの必要性を強く感じる(続きを読む>>

●2008年 9月 5日号

▼8月のマスコミは戦前戦後の日本を振り返る特集が組まれます。朝日新聞「夏に語る」8月16日付では、宮崎勇・元経済企画庁長官が登場。氏が経済の道に進もうと思ったのは、旧制高校の授業で「経世済民」の言葉を知ったから。経済とは、世の中を治め、人民の苦しみを救うことだと(続きを読む>>

●2008年 8月 25日号

▼スポーツの、そして平和の祭典オリンピックが北京で開幕しました。参加している204の国と地域、そのいずれもがさまざまな問題を抱えています。地球温暖化による海面上昇で国そのものが海中に没してしまう危機に直面しているツバル。そして、あのイラク・北朝鮮・グルジアも。さらに当の中国自身、極端な所得格差、頻発する暴動に苦しんでいます(続きを読む>>

●2008年 8月 15日号

▼相変わらず石油や食料品の価格が上昇している。原材料価格も高止まりの感がある。価格転嫁が難しい中小零細企業にとっては苦難の毎日と言える。内閣改造も行われたことであり、早急な景気対策を期待したい。中同協の景況調査では昨年から景気は下降局面に入るし、原材料の高騰を予想して経営戦略を見直すよう警鐘を発してきた(続きを読む>>

●2008年 8月 5日号

▼5月に中同協が実施した「中小企業憲章ヨーロッパ視察」(28名参加)は、憲章制定運動にインパクトを与えるものとなりました。全国総会での鋤柄会長の特別報告、視察団を発表者とする第5分科会では100名を超える参加者が熱い討論を交わしました(続きを読む>>

●2008年 7月 25日号

▼「新しい歴史をつくる企業づくり、組織づくり、地域づくり」―これは、先日の埼玉総会において採択された議案第3章「本年度の課題と活動方針」の副題です。過去最高会勢となった同友会が今後めざしていく方向がここに簡潔に示されています(続きを読む>>

●2008年 7月 15日号

▼今年の中同協総会も埼玉同友会の心温まる設営の基に無事終了した。いつもながら設営担当同友会の献身的なおもてなしに紙面を借りて感謝申し上げる(続きを読む>>

●2008年 7月 5日号

▼大阪市西成区の商店、住宅、学校が混在する地域で操業するA社。先代から継いだ鋼材商社を付加価値の高い鋼材加工へ転換し、どんな仕事も断らない「NOと言わない企業」をめざし業績を伸ばしてきました(続きを読む>>

●2008年 6月 25日号

▼「EUへ28名の視察団派遣」のニュースは、国会議員の方々にも訴えるところが大きかったようです。6月4〜5日の両日にわたって今年度の政策要望・提言のため各党の先生方にお伺いしたときのこと。もちろん、私どもの提言に真摯に耳を傾けていただきましたが、中小企業憲章制定に向けてEU本部やフィンランドまで足を運んだことは、同友会を再認識していただく大きな材料となりました(続きを読む>>

●2008年 6月 15日号

▼今月は環境月間である。地球の温暖化現象に警鐘を鳴らす報道も多い。欧米の主要国は昨年から経済重視策から環境重視策に舵を切った。しかも環境問題をビジネスチャンスに変えていこうとの戦略である(続きを読む>>

●2008年 6月 5日号

▼千葉同友会が今春より同友会大学を開校しました。「千葉県概論」に始まり、「日本・世界の経済」「中小企業と地域」「経営と法」「人間と教育」と5単元、全14講義に及び、講義毎にレポート提出も義務づけられています。開催趣旨には、激動の時代「経営幹部・経営者が大局と本質をつかみ、揺るぎのない価値観・座標軸を確立し、時代に勇躍立ち向かっていける力を育むことが求められております」と強い意気込みを明記(続きを読む>>

●2008年 5月 25日号

▼「もっと早くこれを読んでいたら、あんなに苦労しなくてもすんだのに…」。中同協の総会議案書、これを初めて熟読した方の述懐です。「いろいろな手だてを講じて情勢分析をしてきたんだけど、こんなにコンパクトに分かりやすく情勢のことが書いてあるんだもんなあ」。実際、情勢分析の部分は社内で読み合わせをしているという会社も少なからずあるとか(続きを読む>>

●2008年 5月 15日号

▼国内の政治、経済は依然として波乱要因を含んだ状況が続いている。ガソリン価格の低下も春の夜の夢の如く過ぎ去った。原材料価格の高騰も続いている。食料品の値上げも次々行われた。デフレに慣れきった経営体質には堪える環境変化である。マクロ指数では未だにデフレから脱却していないというが、中小企業経営ではインフレに転換したのではと考えたくなる(続きを読む>>

●2008年 5月 5日号

▼昨年は日本中小企業家同友会(現東京同友会)創立50周年を記念し、東京はもちろん全国で同友会の歴史と理念に学ぶ取り組みが展開されました。今年は大阪同友会創立50周年です(続きを読む>>

●2008年 4月 25日号

▼「仕入単価DIと売上単価DIの差が過去最大を更新中」。仕入れる材料は高騰してきているのに、ほとんど価格転嫁ができていない。値下げ要求すらある。そんな中小企業の苦しい実態がDORや日銀短観で明らかになってきました(続きを読む>>

●2008年 4月 15日号

▼2007年度は中同協にとって歴史に残る年であった。全国の会員数が4万1077名と、同友会史上最高の会勢となった。各同友会が目標に向かって連帯の精神を発揮し、粘り強く推進した結果である。目標を立てたら必ず達成する強い意志が大切なことを教えてくれた。経営でも同じことが言える(続きを読む>>

●2008年 4月 5日号

▼4月は新年度のスタートです。新学期が始まり、企業では新入社員を迎え、同友会は定時総会を開き、新たな体制と方針で臨みます。新役員を中心に役員研修会が開かれる時期でもあります(続きを読む>>

●2008年 3月 25日号

▼3月6〜7日、宮城全研が「よい会社と豊かな地域づくりを車の両輪に、日本の未来の土壌づくりを」のテーマで開かれました。この壮大なテーマにどう取り組んでいくべきなのか、そのプロセスが明らかにされたすばらしい研究集会でした(続きを読む>>

●2008年 3月 15日号

▼今年の全研は例年より1カ月遅れの3月6〜7日に宮城同友会の設営で行われた。毎年のことながら、参加者は中小企業の抱える経営課題を報告者から学び、グループ討論で中身を一層深めて自社に持ち帰った(続きを読む>>

●2008年 3月 5日号

▼北海道洞爺湖サミット(7月7〜9日)のコンセプトの1つは「環境との共生」。環境重視の日本を世界にアピールする機会といわれています。人類永遠の存続可能性に危険信号が灯り始めた現在、環境問題は個人、企業を問わず直視していかねばなりません(続きを読む>>

●2008年 2月 25日号

▼「地域における中小企業の役割と重要性」についての認識が高まり、各地において中小企業振興基本条例の検討・制定が急ピッチで進んでいます。中小企業に対して経済的にも社会的にも期待するところが大変に大きくなってきているし、私たちもそれを主張してきています(続きを読む>>

●2008年 2月 15日号

▼政治も経済も波乱含みの様相が続いている。好調だった輸出産業も円高傾向が強まり、やや陰りが見え、地方の経済は引き続き厳しい状況が続いている。原油や穀物の価格も高値止まりで推移。経済の悪い要素を挙げたら切りがない。それを克服して企業経営の舵取りするのが経営者の仕事である(続きを読む>>

●2008年 2月 5日号

▼近年経営者が大学に招かれ、ゲストスピーカーとして教壇に立つ機会が増えています。筆者も年に数回体験していますが、楽しみの1つは講義終了後提出されるミニレポート(続きを読む>>

●2008年 1月 25日号

▼全国の自治体で中小企業振興基本条例(各地で名称は異なりますが)の検討・制定が急ピッチで進んできています。つい最近のことだけでも、11月青森県議会で条例採択。12月には北海道で条例制定、札幌市議会でも条例改正案が可決。今年2月には沖縄県議会で条例制定予定、奈良県議会でも上程をめざしているとのこと(続きを読む>>

●2008年 1月 15日号

▼中小企業の景況感は一向に良くならないまま新しい年を迎えた。子年は激変の年と言われるが、さて今年はどうなるか。政治情勢は不安定で、いつ解散があってもおかしくない。日本経済は依然として国内消費が上向く気配はない。サブプライムローン問題も未だ収束していない。建築基準法の改正に始まる各種の法改正が裏目に出て、景気に悪影響を及ぼす行政不況など悪い条件を挙げたらきりがない(続きを読む>>

●2008年 1月 5日号

▼2008年の新春をいかがお迎えでしょうか。経済指標で見る限り、昨年後半の中小企業景気は芳しいものではなく、倒産件数はかつてなく増加し、景気は「足踏み」から「不況」に陥っているとの指摘もあります(続きを読む>>

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