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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2009年

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●2009年 12月 25日号

▼世相を表す年末恒例の「今年の漢字」に『新』が選ばれたとのこと。日米での新政権誕生、新型インフルエンザ発生、イチロー選手やボルト選手の新記録達成などで、今年は確かに「新」が特徴的でした。日本漢字能力検定協会は「さまざまな『新しいこと』に期待し恐怖を感じ、希望を抱いた1年。世の中が新たな一歩を踏み出した今、新しい時代に期待したい」とコメントを寄せています(続きを読む>>

●2009年 12月 15日号

▼本格的な政権交代から3カ月。事業仕分けをオープン化してムダな事業はバサバサと切り捨てる場面がテレビで放映された。一見痛快に見えたが、長期的な展望に基づく判断であったか疑問な点も見受けられた。官僚や族議員により密室で予算が決められていた時代から大きく変化した点は評価できる。メディアを通して国民の判断力が問われることになってきた(続きを読む>>

●2009年 12月 5日号

▼政府はデフレ宣言を出し、不況が底を這い続ける中で、会員企業の奮闘は続いています。最盛期の5分の1に市場が縮小した和服業界。札幌の老舗、(株)和光の田中傳右衛門社長は全社挙げて顧客の掘り起こし、ニーズ拡大に懸命です(続きを読む>>

●2009年 11月 25日号

▼「もっと早く、本気になって誘えばよかった…」―ある役員さんの後悔です。入会を勧めていた友人が、そのうちまた声をかけようと思っていたときに自ら命を絶ってしまった。悲しいことです(続きを読む>>

●2009年 11月 15日号

▼秋も深まる中、宮城県同友会の若松事務局長が登山中に転落され、帰らぬ人となりました。氏は宮城同友会の経営指針づくりを強力に推進した立役者であり、宮城を1000名の同友会にまで育ててきた実力事務局長の1人でした。ここに紙面を借りて、氏の功績を称えるとともに、ご冥福をお祈りします(続きを読む>>

●2009年 11月 5日号

▼経営指針成文化運動の中に「労使見解(中小企業における労使関係の見解)」の学習がしっかりと位置付けられてきました。労使の信頼関係こそ企業発展のかなめであることは実証ずみです。1975年、先人たちの労使問題の苦労の結晶として発表されたこの「見解」は時代を貫く普遍的真理として学び応用されるべきものです(続きを読む>>

●2009年 10月 25日号

▼第5回中小企業地球環境問題交流会が神奈川同友会設営のもと横浜で開催されました。メインテーマは「私たち一人ひとりが環境宣言を」。全体会には松沢県知事、懇親会には林横浜市長がお見えになり、それぞれ環境への強い思いを込めたご挨拶をいただきました。特に松沢知事の「中国・インドで自動車が爆発的に売れる前に電気自動車の普及を」との思いと具体的な施策には驚嘆の限りでした

●2009年 10月 15日号

▼政権交代が実現し、長い間の自民党と官僚による慣れ合い政治に終止符が打たれる時が来た。民意を汲み、脱官僚政治の推進を宣言した新政権の政策に注目していきたい(続きを読む>>

●2009年 10月 5日号

▼愛知同友会第10期同友会役員研修大学修了式に参加する機会を得ました。「同友会の理念・目的」を学び、「自立型企業」「地域と共に歩む」企業をめざす役員養成が目的で10年前に始まりました。すでに300名が修了とのこと(続きを読む>>

●2009年 9月 25日号

▼第37回青全交が北海道同友会と地元帯広支部の設営のもとで開催されました。メインテーマは「つどえ開拓者たち、その熱き想いを今『力』に」。100年前、自らの意志で不毛の大地と言われた十勝に挑んだ民間の開拓者たち、その熱き想いは現在、食糧自給率1100%という形で日本を支える大きな「力」となって来ています(続きを読む>>

●2009年 9月 15日号

▼ついに本格的な政権交代が実現した。民主党を中心にした新たな政権が、マニフェストに掲げた政策をどれだけ実行してくれるか、特に同友会が制定を目指す中小企業憲章や金融アセスメント法については、特別な思いで注意深く見守っていきたい。同時に、会内での憲章草案(第1次案)の学習会を各同友会の支部レベルで早急に開催していきたい。私たちの思いを反映した憲章制定がなされることを願ってやまない(続きを読む>>

●2009年 9月 5日号

▼中同協設立40周年を迎え、今私たちが当然のように考え、活動している中身が先人たちの労苦の上に成り立っていることを考えさせられます。例えば社員教育活動の考え方を確立する基礎づくりです(続きを読む>>

●2009年 8月 25日号

▼「同友会で学んで、それを地道に実践して来なかったら、こんな風に笑って話なんかできなかったよね」。先日開かれた中同協正副会長会議。半分以下の仕事量になっても、何とかやりくりし前向きに手を打ってきている皆さんの共通したお話です。10年20年と同友会の学びを真摯に地道に実践していくこと。これがどれほど大切なことなのか、思いを新たにしました(続きを読む>>

●2009年 8月 15日号

▼衆議院選挙の投票日もいよいよ迫ってきた。各党のマニフェストが出そろい、論戦も熱を帯びてきた。各党の政策を読み比べるのは大変だが、経営者として自信を持って投票するためには読み込む時間を惜しんではならない。今回の選挙は政権交代が起きるかどうかの大きな転換期の選挙である。主権在民の権利を行使する絶好の機会を逃してはならない(続きを読む>>

●2009年 8月 5日号

▼新自由主義的市場原理主義の横行に警鐘を鳴らしつづけ、あるべき経済の方向として「日本型自営業」の可能性を提起している内橋克人氏が近著『共生経済が始まる』(朝日新聞出版)で同友会を詳しく紹介しています(続きを読む>>

●2009年 7月 25日号

▼第41回定時総会が東京同友会の設営のもと、椿山荘で開催されました。メインテーマは「熱き企業家精神で時代を切り拓こう〜世界を変える中小企業立国日本」。1500名を超える参加者、山口義行教授と小出宗昭氏による特別企画、出展135社に及ぶビジネスWAVE、そしてそれぞれにタイムリーなテーマで設定された18の分科会は、まさに「東京ならでは」の内容でした(続きを読む>>

●2009年 7月 15日号

▼中同協設立40周年記念の中同協第41回定時総会が東京同友会の設営で盛大に開催された。いつもながら設営に当たる同友会の心温まるお世話には感謝の気持ちで一杯になる。2日目のビジネス交流会も東京ならではの企画として、参加者の満足が得られたことだろう(続きを読む>>

●2009年 7月 5日号

▼5月下旬から6月にかけて全国5か所で、地区・ブロック別の各県代表者会議や支部長交流会が開かれました。本年は総会で「中小企業憲章草案(会内討議資料)」が発表されることもあり、不況下での経営危機打開と経営環境改善の課題が熱く語りあわれました(続きを読む>>

●2009年 6月 25日号

▼第13回女性経営者全国交流会が青森同友会の設営のもと、奥入瀬渓流ホテルにて開催されました。三村・青森県知事のホントに元気なご挨拶をはじめ、青森の皆様の熱烈な「おもてなし」にはまさに「感激」でした(続きを読む>>

●2009年 6月 15日号

▼ アメリカ発の金融危機は、とうとうGMの倒産に至った。100年続いたアメリカの大型自動車を中心とする生活スタイルが変更を迫られ、石油を大量に消費する大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムは完全に行き詰まり、転換を余儀なくされる時代となった(続きを読む>>

●2009年 6月 5日号

▼同友会活動の柱の1つに青年部活動があります。後継者、若手経営者ならではの悩み、課題を学びあい交流する場です。5月14日中同協主催「09全国青年部代表者交流会」が都内で開かれ、広島、奈良の事例報告をもとに活発な討論が交わされました(続きを読む>>

●2009年 5月 25日号

▼「経営理念がなかなか浸透しないんですよね」という声、よく聞きませんか?これ、毎朝唱和して社員全員が完璧に覚えてくれたとしても、どうでしょうか?(続きを読む>>

●2009年 5月 15日号

▼景気は依然として厳しい状況が続いている。実体経済の柱であった自動車、電機、機械産業等が軒並み赤字決算を発表し、来期の見通しも暗いものとなっている(続きを読む>>

●2009年 5月 5日号

▼戦後日本の教育実践の金字塔をうち立てたといわれる「山びこ学校」を生んだ山形県上山市の市立山元中学校が3名の卒業生を送り出し、3月末に閉校したとの報道を目にしました。貧しい農村の中学に赴任した青年教師無着成恭氏が現実の生活をありのまま綴る作文教育等を通して子どもたちに考える力、社会に対する問題意識を目覚めさせていきます(続きを読む>>

●2009年 4月 25日号

▼4月16日、参議院『経済産業委員会』に参考人として出席してきました。「産業活力再生特別措置法等の一部を改正する法律案」についての論議が中心テーマですが、「中小企業を代表しての意見陳述」という位置付けです。慶大経済学部の金子勝教授をはじめ、経団連や連合のお歴々と肩を並べての参考人というわけで、「同友会のポジションもここまで上がってきたか」と感慨深いものがありました(続きを読む>>

●2009年 4月 15日号

▼春の訪れとともに気分も晴れやかになるのが常だが、今年は経営者にとって重苦しい春ではないか。昨年の「リーマンショック」による金融不安、11月の「トヨタショック」による大幅減産が日本経済の根底を揺るがし、今なお悪戦苦闘が続いている。オイルショックや90年初頭のバブル崩壊後の不況を何とか乗り切ってきたベテラン経営者にしても、今度ばかりは活路が見出せず苦難の毎日が続いているようだ(続きを読む>>

●2009年 4月 5日号

▼3月は、同友会活動の年度の締めくくりとして、ブロック(全国を7ブロックに分割)ごとに事務局長会議が開かれます。2008年度の成果と課題、2009年度の方針を出し合い意見交換が行われます(続きを読む>>

●2009年 3月 25日号

▼「女性部がこれからの同友会を引っ張りましょう!」と盛り上がりを見せたのが先日開かれた中同協女性部連絡会。女性部の果たす役割がますます大きくなっていることが各地から報告されました。考えてみたら、中小企業憲章制定に向け、ほかには無い特別なポジションにあるのが同友会の女性部ではないでしょうか(続きを読む>>

●2009年 3月 15日号

▼景気の悪化に歯止めがかからない。米国もEU諸国もBRICs諸国も不況からの脱出に国家が大幅なテコ入れを行っている。つい数年前、新自由主義が掲げた理念とは逆方向である。経済運営は人の営みから導き出されるから、自然科学のように定理や公式に基づく解は得られないということか(続きを読む>>

●2009年 3月 5日号

▼今、私たちの周りには悲観的な経済情報があふれています。このようなムードに負けないために中同協は「全会員に訴える緊急アピール」(1月9日)を発表、各同友会でも独自のアピールや緊急事態に対応する集会、経営相談窓口の開設などの対策がとられています(続きを読む>>

●2009年 2月 25日号

▼第39回全研が熊本で開かれました。テーマは「火の国で滾(たぎ)る想(おも)いに華(はな)咲かせ、光れ!輝け!中小企業」。ご挨拶いただいた蒲島熊本県知事が位置づけられたように「大逆境の中での記念すべき大会」となりました(続きを読む>>

●2009年 2月 15日号

▼世界同時不況の深刻さが日増しに強く感じられる。金融立国などという発想は幻想に終わり、投資銀行なるものは姿を消した。オバマ米大統領が言った「メイン・ストリートの繁栄なくしてウォール・ストリートの繁栄なし」である。モノづくりとカネ回しは、一体に動いてこそ機能を発揮する。実体経済を底辺で支える中小企業家にとって自分たちの役割がいかに重要かを再認識する機会となった(続きを読む>>

●2009年 2月 5日号

▼朝日新聞夕刊(一部地域は朝刊)のニッポン人脈記シリーズ「魂の中小企業」に同友会会員が次々と登場していることにお気付きでしょうか。1月8日「工場全焼、不屈の2代目」浜野慶一氏(東京)が皮切り。「従業員の誇り、私は守る」中里良一氏(群馬)。両者はメーカー2代目社長(続きを読む>>

●2009年 1月 25日号

▼「経済社会の潮目が変わった」と感じます。1月の中同協新春幹事会での吉田敬一駒澤大学教授からの問題提起。吉田氏は、日本を直撃した新型複合不況、つまり経済のグローバル化に伴う構造転換型不況とアメリカ発の金融・証券不況による実体経済の不況の中、21世紀の日本のあるべき姿と経済活動の目的を巡る対抗軸として、これまでめざしてきた「豊かな社会」(成長=財・サービスの量産量販)から「幸せな社会」(成熟=財・サービスの質産質販)への転換を示しました。私たちのめざす「幸せの見える社会」を提唱していく中小企業憲章の意義もさらに大きなものとなりました(続きを読む>>

●2009年 1月 15日号

▼100年に1度と言われる世界同時不況が津波のように日本列島を襲っている。マスコミは不況情報をこれでもかと流し続けているが、われわれ経営者は今こそ将来に向かって手を打つことが肝心である(続きを読む>>

●2009年 1月 5日号

▼2009年の幕が明けました。中小企業にとってかつてない緊張感あふれる新年といえます。企業倒産、廃業も増え、経営のかじ取りに科学性と慎重さが求められていることは当然です(続きを読む>>

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