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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2011年

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●2011年 12月 25日号

▼世相を表す年末恒例の「今年の漢字」に『絆』が選ばれました。日本漢字能力検定協会が紹介している応募者のコメントの1つ「東日本大震災のあと日本だけでなく、世界中に絆が広がり、又、今までよりも家族や近所の多くの人がお金で買えない大切な事を学びました(群馬県・81歳女性)」。お金では買えない大切な「絆」です。私たちは決して1人ではない。そう考えると私自身も限りない歓(よろこ)びを覚えます(続きを読む>>

●2011年 12月 15日号

▼東日本大震災という歴史に残る大災害の起きた「2011年」もあとわずかとなった。同友会も被災地への支援で他団体に比べ迅速な行動と、適切な支援物資の搬送で存在感を高めた。被災地でも同友会の組織の有無で明らかに復旧活動に差があることが浮き彫りになり、また同友会運動を推進するパートナーとして事務局の存在が不可欠なことも証明された。しかし復興計画は遅々として進まず、寒い季節を迎える被災地の方々の健康を祈るばかりである(続きを読む>>

●2011年 12月 5日号

▼同友会が行うグループ討論は、参加者が自社の経験、思いのたけを話し合う中から大きな収穫が得られます。広島同友会役員研修大学でのひとコマ。あるグループ7名全員が2代目で先代は父親でした(続きを読む>>

●2011年 11月 25日号

▼「同友会で学んで実践すると会社は良くなる」はずですが、実際はどうか?それを期せずして検証する機会をいただきました。「企業変革支援プログラム」の項目ごとに「入会時と現在でどのようにレベルが変化したか」「その間、どのようなことに取り組んできたか」の報告。レベル1から5まで上がったものも3項目あるなど、そのレベルアップの状態にはわれながらビックリでした(続きを読む>>

●2011年 11月 15日号

▼一難去ってまた一難とはこのことで、東日本大震災から立ち直ったと思った製造業がタイの大規模洪水で大きな打撃を被っている。世界に誇る日本の製造業にとっては試練の連続。円高傾向も止まらず輸出産業は誠に厳しい状況が続いている(続きを読む>>

●2011年 11月 5日号

▼秋の経営研究集会が全国各地で開かれ、今年は被災地からの報告が相次いでいます。10月22日に開かれた東京同友会第19回経営研究集会特別分科会では岩手同友会代表理事村井良隆氏((株)あさ開社長)が報告。テーマは「岩手の企業を1社もつぶさない、つぶさせない!」(続きを読む>>

●2011年 10月 25日号

▼「労使見解を学んで実践につなげよう」と最近各同友会で提唱されています。そこでうたわれている「経営者の責任」や「真の人間尊重」が、同友会の原点である、という認識から来るものですが、同時に聞こえてくるのが「そうありたいとは思うけど、現実はね…」という声(続きを読む>>

●2011年 10月 15日号

▼東日本大震災から7カ月。一部の産業では震災前の生産体制に復活し、増産体制に入ったという企業も出てきた。一方で依然として設備の崩壊から立ち上がれず企業活動が遅々として進まない企業も多くみられる。すべての企業が一刻も早く経済活動ができるように願うばかりだ。政府の第3次補正予算が速やかに提出され、国会審議がスムーズに行われることを望みたい(続きを読む>>

●2011年 10月 5日号

▼東京同友会会員有志による劇団チームKITAYAMA(北山輝夫団長)の第3回公演が9月25日、立正大学キャンパスで開催されました。同劇団は中小企業の現場をテーマに、第1回「明日はうちもいい会社」第2回「はい、奥田製作所。」を発表。素人、手づくりの一生懸命さが好評です(続きを読む>>

●2011年 9月 25日号

▼ところによっては総降雨量が1800ミリを超えたという台風12号が紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらしました。「深層崩壊」という、考えられないような現象も発生し、亡くなられた方、未だ行方の分からない方は合わせて約100名。住居被害も2万棟を超える大惨事です。和歌山同友会は、被害の大きかった地域の支部へ緊急にペットボトルの水を輸送。合わせて広く会員の支援を呼びかけました(続きを読む>>

●2011年 9月 15日号

▼民主党政権の3人目の総理大臣に、「どじょう宰相」を自称する野田新首相が誕生した。この行き詰まる政治課題を早く前進させることを願うばかりだ。震災復興、原発事故の処理、デフレ経済からの脱却と円高対策は与野党を問わず喫緊の重要課題。速やかな国会審議の再開と第3次補正予算の早期成立を期待する(続きを読む>>

●2011年 9月 5日号

▼同友会の組織強化を目的に毎年8月に開かれる組織問題全国交流会。各同友会のトップや組織担当役員が2日間、学び合いと経験交流を行います。詳細は本紙報道に譲るとしてそこで交わされた心に残るフレーズを紹介します(続きを読む>>

●2011年 8月 25日号

▼「自主・民主・連帯の理念は、人間が人間らしく生きられる社会、すなわち、誰もが持っている人間の素晴らしさを発揮できる社会を実現していく力となるものです」。これは、昨年改訂された『同友会運動の発展のために』における、自主・民主・連帯の精神についての説明最終部分。この「素晴らしさを発揮」という切り口で、社会や自社・同友会を観察しますと、いろいろなことが見えてきます(続きを読む>>

●2011年 8月 15日号

▼この夏の快挙は女子サッカーワールドカップでの「なでしこジャパン」優勝である。体力的に劣勢な日本チームが耐えに耐えて、最後は勝利を勝ち取る姿は震災で落ち込んだ国民に大きな勇気を与えてくれた(続きを読む>>

●2011年 8月 5日号

▼中同協は7月に全国規模の事務局研修会を2カ所で開催します。7月6〜7日、全国総会直後の札幌では「2011全国事務局リーダー研修交流会」を開き19同友会37名が参加(前号既報)。7月22〜24日、大阪では「全国事務局員研修会(基礎コース、フォローアップコース)」を開き23同友会29名が学び合いました(続きを読む>>

●2011年 7月 25日号

▼中同協第43回定時総会が北海道同友会の設営のもと札幌で開催されました。スローガンは「中小企業憲章制定1周年、中小企業家の総力を結集して、日本再生に挑もう」。憲章の精神を生かして大震災からの復興と日本再生を担うのはまさに私たち。そのことを力強く宣言する総会となりました(続きを読む>>

●2011年 7月 15日号

▼今年は6月の下旬から猛暑に見舞われ、節電を気にしながら暑さに耐える生活が続いた。そんな中、今年の中同協総会が爽やかな札幌の地で、北海道同友会のお世話で開催された。設営に当たられた北海道同友会の会員のご尽力に感謝申し上げたい。今年の特徴は全分科会からの報告と特別報告「東日本大震災からの復興をめざして」を短時間に聞くことができたこと。そして1100名を超える全員が着席しての懇親会は壮観であった。料理のおいしさも格別であり、参加者は充分に満足されたことだろう(続きを読む>>

●2011年 7月 5日号

▼中同協の事務所が東京同友会と一緒に千代田区九段南に移転しました(前号で既報)。JR市ヶ谷駅に近く、地下鉄3線が交差する交通の要所。羽田空港、東京駅に近くなりました。前の事務所、豊島区南大塚に移転したのが2001年9月。10年居たことになります(続きを読む>>

●2011年 6月 25日号

▼第14回女性経営者全国交流会が静岡同友会の設営により開催されました。3・11の大震災から3カ月。一時期は開催を危ぶむ声もありましたが目標を大きく上回る677名の参加者で、内容的にも充実した素晴らしい交流会となりました(続きを読む>>

●2011年 6月 15日号

▼東日本大震災から3カ月、いまだ10万人以上の人々が避難所生活を余儀なくされている。一方、政治の世界は先日の内閣不信任案の茶番劇を見るように、国民を置き去りにして党利党略に走り、政治への不信感を増幅させた。与野党共に政争に明け暮れず、大震災の復興計画と第2次補正予算の成立に向け、真摯な国会審議が行われることを期待したい。電力不足問題が産業構造に与える影響を考慮した景気対策が打ち出されることも喫緊の課題である(続きを読む>>

●2011年 6月 5日号

▼北海道同友会創立(1969年)後の第1号支部が函館(71年設立)。その函館支部が5月13日40周年記念式典を開き、函館市長をはじめ周辺自治体首長、諸団体が参列、地域ぐるみで支部の成長を祝いました(続きを読む>>

●2011年 5月 25日号

▼大震災発生以降、同友会やそのメンバーがマスコミに登場するケースが多くなっています。企業と雇用、そして地域を守らんとする経営者魂に、感動の涙を流した方も少なくないでしょう。まさに私たちの誇りです。そして、この間の動きの中で、もう1つ私たちが誇りとすべきものが見えてきました。それは素晴らしい事務局の皆さんの存在です(続きを読む>>

●2011年 5月 15日号

▼東日本大震災で、いまだ多くの人たちが避難生活を余儀なくされている。ゴールデンウィークの連休中は全国から多くのボランティアが被災地に入って活動した。今回の大震災でみた日本人の相手を思いやる心が垣間見えた。勤勉で忍耐強く働き者の東北の人たちの生活が早く復興するよう願うばかりである(続きを読む>>

●2011年 5月 5日号

▼岡山同友会提供講座「現代中小企業論」が岡山大学経済学部で4月から始まりました。今年で3年目。第1講を担当することになり、講義の冒頭で東日本大震災の復興に立ち向かう岩手県陸前高田市の醤油みそ醸造会社「八木澤商店」(会員)を紹介しました。新聞記事をコピーし、「復興の担い手は中小企業」を強調(続きを読む>>

●2011年 4月 25日号

▼「生きる」「暮らしを守る」「人間らしく生きる」という私たちの根源的な願い。そこに真っ正面から向き合う必要が出てきています。「いまだ震災の真っ最中」の福島、復興へ向けて動き始めた岩手・宮城その他の被災地、直接被害は無くとも間接的な影響を少なからず受けている全国各地と、それぞれに状況は違っても「この根源的な願いに対してどう向き合うか」を自らが考えなければならないのは同じ(続きを読む>>

●2011年 4月 15日号

▼3・11の東日本大震災から1カ月が経過した。依然として多くの行方不明者がいることに心が痛む。避難生活を余儀なくされた人たちが早く立ち直られることを祈るとともに、被災地で懸命な復興作業に携わる多くの人たちに感謝と敬意を表したい。未曾有の巨大地震と津波に加え福島の原発事故という三重苦の状況で、過去に経験したことのない大惨事になっている(続きを読む>>

●2011年 4月 5日号

▼東日本大震災被害の集中している岩手、宮城、福島同友会では、いち早く対策本部を立ち上げ、復興への懸命の努力が始まっています。全国からの支援物資も新潟―山形ルートを通して現地に次々と到着。中同協からの義援金も第3次まで届けることができました(続きを読む>>

●2011年 3月 25日号

▼3月11日午後、マグニチュード9・0という東日本巨大地震が発生しました。建物の倒壊、想像を絶する大津波、それに続く大火災と、その惨状は目を覆うばかり。被災された皆さんとそのご家族・関係者の悲しみ・不安はいかばかりでしょうか。願わくば1人でも多くの方々がご無事でありますように…と祈るのみです(続きを読む>>

●2011年 3月 15日号

▼中小企業問題全国研究集会が岡山同友会のお世話で無事終了した。いつもながら設営担当同友会の皆様の献身的なご努力に感謝申し上げたい。同友会は役を受けることによって育てられると言われる。貧乏くじを引いたと考えず、チャンスを頂いたと前向きに考えることが肝心である(続きを読む>>

●2011年 3月 5日号

▼中小企業憲章制定(閣議決定)によって中小企業振興基本条例推進に拍車がかかってきました。このままでは、地域経済衰退が止まらない。地域の仕事づくり、雇用の創出をはからねばという危機感が、中小企業家、行政、市民の間にも広がっています(続きを読む>>

●2011年 2月 25日号

▼「障害者雇用は社会的には大変に大切なこと」と考えている方は多いと思います。でも自社では雇用には至っていないケースが多いのも事実。その理由としては「関心が薄い」「やってもらう仕事がない」「障害者に働いてもらう環境が整っていない」など種々ありますが、総じて言えば「障害者雇用は特別なこと」という意識がネックになっているような気がします(続きを読む>>

●2011年 2月 15日号

▼今年の冬はことのほか厳しい寒さが続いた。北国では大雪に悩まされ、地域の経済にも悪影響が及んだと思う。南の方では渡り鳥が運んできた鳥インフルエンザに感染した養鶏場の鶏が大量に殺処分されている。火山の噴火もある。自然による災害とはいえ関係者の憤まんやるかたない気持ちが痛々しい(続きを読む>>

●2011年 2月 5日号

▼「こころよく我にはたらく仕事あれ それをし遂げて死なむと思う」。『一握の砂』に収められた石川啄木の歌です。自分にとってこれこそ「天職」と思える仕事に向きあい、思う存分力を発揮し、「やるべきことはやった」と満足感を持って人生を終えたいとの願いをよんだものでしょう(続きを読む>>

●2011年 1月 25日号

▼「もう学び尽くした感じだし、もういいかな」と同友会から離れていく会員さん、時々いらっしゃいますよね。でもこれってホントにもったいないことです(続きを読む>>

●2011年 1月 15日号

▼21世紀に入って早くも10年が経過した。日本経済は「失われた10年」に決別するどころか、「失われた20年」とさえ言われている。この間に新興国の経済成長は目覚ましく、停滞した日本経済は、いまだにもがき苦しんでいる。政権交代に期待を込めたが、稚拙な政権運営はかえって経済成長の弊害になっている。その中で中小企業憲章が閣議決定されたことが唯一の救いであったが(続きを読む>>

●2011年 1月 5日号

▼2010年を彩る歴史的成果は中小企業憲章の閣議決定でしょう。同友会運動の源流となる全中協(全日本中小工業協議会、1947年結成)の先人たちが掲げた「中小企業こそ日本経済の主人公」の命題はようやく政府をして、「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である」と宣言するにいたりました(続きを読む>>

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