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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 2月 15日号

▼今年の全国研究集会も阪神大震災から見事な復興を遂げた神戸の地で、兵庫同友会会員のお世話で無事終了した。いつもながら素晴らしい中小企業家の学習の場である。

▼この良さを知ってしまい、以後何年も継続して参加される常連さんのなんと多いことか。ここに参加することで心の安息を感じる人、勇気が湧いてくる人、己の不甲斐なさに目を覚まされ奮起する人など、いろんな感じ方が人の心を大きく動かすことは事実である。ぜひ多くの会員に次回開催の沖縄に行ってもらいたい。

▼同友会の学びは実体験の報告者から学ぶのが基本だが、一番多くを学ぶのが報告者自身である。報告への厳しい指摘や批判を素直に受け止め、自社の経営革新に結び付けてこそ、本物の経営者に成長できるのである。知っている事と実践する事の大きな違いが自覚できれば一歩前進である。

▼経営研究集会やフォーラムも各同友会で活発に行われるようになった。レベルも上がってきたようだが、まだまだ参加者が少ない。時代は同友会組織が地域経済の主役にと求めている。そこで受けて立つ実力はいかに、と問われてたじろぐことのなきよう、日頃から経営者自身が自己研鑽を深めることである。

「中小企業家しんぶん」 2月 15日号より


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