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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 5月 25日号

▼各同友会ではほとんど総会を終了し、新たな取り組みをスタートさせた時期と思う。いくつかの総会に参加させて頂いたが、総じて意欲満々である。中小企業憲章の学習が身近で切実な問題の掘り起こしから、というのも一般化してきた。

▼過日、ある地銀の次期役員と噂(うわさ)される基幹支店の支店長にお会いしたら、開口一番「同友会は本当に勉強熱心な会ですね」と言う。支部長と会うたびに優良取引先を紹介してくれと言うので20数社紹介したところ、すぐ支部役員が訪問。数社入会したが、すぐに支部役員ともども特別勉強会。新会員オリエンテーションのことらしい。

▼勉強会に参加した新会員さんが早速支店長の所へ「井の中の蛙でした」とお礼を述べに訪ねてきたという。客先が勉強熱心になるのは銀行としても心強い、紹介が役に立ったと喜んでいた。こちらもいろいろヒントと我が意を得た思いであった。

▼増勢を続ける同友会や支部は元気だけでなく、会員や地域の会外経営者に対する対応のきめ細かさにも感動する。支部長経験者がほぼ全員副支部長になって日常的に会員対応をしている支部、例会参加が少ない会員に対し、数人による巡回、励まし昼食会などの例もある。

「中小企業家しんぶん」 5月 25日号より


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