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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 9月 5日号

▼中同協の「労使見解=中小企業における労使関係の見解」(『人を生かす経営』所収)が発表されて31年。経営指針作り、社員教育活動を進める上で不可欠な文献として活用されています。その作成に携わった田山謙堂中同協顧問の講演を聞く機会がありました経営指針を一生懸命作り、企業に持ち返ってもうまくいかないのはなぜか、それは「見解」が経営者の腹の中にしっかり落ち込んでいないからだ。社員がその気になれば企業は必ず前進する。社員との関係が十分でない、労使の信頼関係の未成熟が原因であることに気づいてほしい、と自らの体験を振り返り力説

▼氏は、ほぼ半世紀にわたり同友会に在籍、同友会での学びを問い返した時、経営ノウハウはあまり役に立っていないと断言。会社は皆違うのだから、他社のサルまねではうまくいかない。どういう取り入れ方をすれば役立つのか、創造的活用に知恵を絞らねばならない

▼自社の問題や悩み、解決したいことは何か、問題意識を持ち続けることが大切。そうすれば、同友会の例会案内の1行から、会員の一言からも無限の情報を得ることができる、それが成長につながるとも。先達の言葉は千金の重みがあります。

「中小企業家しんぶん」 9月 5日号より


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