<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 10月 5日号

▼中小企業憲章の学習運動が提起されて2年目、少しずつですが、その方向性が確立されてきています。憲章をより身近にとらえるためには、愛知同友会が先鞭(せんべん)を付けた学習方式が有効です。自社の経営課題を明確にし、自社の発展を阻害する外部環境要因を深く理解する。望ましい経営環境から憲章を展望する(詳細は『中小企業憲章学習ハンドブック』)。この道筋は経営指針づくりの深化でもあります

▼全国総会の憲章分科会は、全参加者が「業界の現状と自社の方向性、外部環境阻害要因」をレポート提出し、論議しました。参加者アンケートによれば、「経営指針を成文化、実践していく上での外部環境阻害要因を分析し、両論で憲章制定に向けて進んでいかなければならない。そのためには会員企業がしっかりと地域社会に根ざし、活動していかねばならない」「中小企業憲章の学習運動とは、中小企業が自らの存在価値に気づき、中小企業であることの誇りと自信を持つ啓蒙運動にほかならない」との感想や決意が多く見られました

▼憲章の地域版である振興条例の制定運動も、相乗効果を生んでいます。憲章学習の方法を工夫し、支部でも夢と力の湧く学習運動としたいものです。

「中小企業家しんぶん」 10月 5日号より


このページのトップへ