●2007年 9月 5日号 |
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▼教育界の泰斗(たいと)大田堯氏の謦咳(けいがい)に久しぶりに接することができました。中同協社員教育委員会での「学習権」について考える問題提起です。講演の詳細は次号に譲りますが、89歳とは思えぬ気迫、情熱に参加者は胸を熱くしました ▼その後のグループ討論では「自社の社員教育」をテーマに討論。「自力で考えることを放棄している社員にどう考える習慣を身に付けさせるか」「学校、家庭生活の中で存在感を十分に認められないまま社会に出てきた若者もいる。職場での人間関係づくりに苦労している」「人は自らを成長させる力を持っていることを信じてはいるが、現実には経営者の押し付け、一方通行の社員教育になりがちだ」など悩みや課題が続出 ▼「経営指針の確立と社内への浸透の度合が社員教育進展のバロメーターになるのではないか」「グループ討論を社内でも実施したところパートさんも含めて活発に意見を述べ社内の空気が変わった」など実践例も豊富です ▼大田氏も補足報告で「違いを認めてかかわりあうことで人は変わる。共に育つとは一人ひとりの学習権を認めること。これこそ経営の中心概念ではないか」と述べ、参加者へエールを贈りました。 「中小企業家しんぶん」 9月 5日号より |
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