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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2007年 9月 25日号

▼「同友会での学びを実践しましょう」。どの同友会でも、そう呼びかけていることと思います。しかし、本当に学びを生かし切っているのかというとちょっと疑問。私たちはもっともっと貪欲(どんよく)になってもいい。そう思いませんか?

▼例会などでは、「メモを克明に取る」「重要なところに印を付ける」「自社の課題に落とし込む」「自らの計画に織り込む」など、学びを生かすための工夫や努力が必要でしょう。「実践して会社がこんなに良くなりました!」と胸を張って言いたいものです

▼また、役員としての立場での、「なかなか動かないみんなに、どのように気持ちよく自発的に動いてもらうか」という難問は、「人を生かす経営」に向けてのまたとない演習になります。そして、何よりも同友会におけるさまざまな学びや経験は、自社のあり方や自分自身の生き方にしっかりとした軸を与えてくれるはずです

▼さて、本来こんな素晴らしい成長のプロセスに身を置いている私たちだからこそ、ここで重要な問いかけを1つ。「自分だけ良くなればいいわけ?」。周りを見渡せば、同友会のことを知らずに苦しんでいる経営者がいっぱい。たくさんの人が「一緒に学びませんか」の一言を待っています。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


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