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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 3月 5日号

▼北海道洞爺湖サミット(7月7〜9日)のコンセプトの1つは「環境との共生」。環境重視の日本を世界にアピールする機会といわれています。人類永遠の存続可能性に危険信号が灯り始めた現在、環境問題は個人、企業を問わず直視していかねばなりません

▼中同協主催の中小企業地球環境問題交流会(隔年開催)は第4回を昨年10月18〜19日、北九州で開催され、その報告集がこのたび完成しました。A4判40ページにコンパクトにまとめてありますが、内容は豊富です。基調講演で中同協前会長の赤石氏は、持続可能な社会実現に中小企業への期待は大きいとし、「生活文化の見直し」「傍観者から当事者になること」を提起しています

▼分科会報告は多岐にわたります。産業廃棄物のリサイクル業務に取り組む企業の経営戦略(第1)、ものづくりの豊富なアイデアを生かした環境ビジネスへの挑戦(第2)、障害者との連携で進める古紙回収事業(第3)、酪農業から菜の花プロジェクトへの参加(第4)、健康を守り地球温暖化対策になる建築設計手法(第5)

▼個々の実践はささやかであっても、志高く環境問題に向かう情熱に胸打たれます。こうした試みの発掘と波及が課題です。

「中小企業家しんぶん」 3月 5日号より


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