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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 4月 15日号

▼2007年度は中同協にとって歴史に残る年であった。全国の会員数が4万1077名と、同友会史上最高の会勢となった。各同友会が目標に向かって連帯の精神を発揮し、粘り強く推進した結果である。目標を立てたら必ず達成する強い意志が大切なことを教えてくれた。経営でも同じことが言える

▼自社で目標達成のために一番頼りになるのは、優秀な社員である。その源をたどれば、多くは新卒社員であることが同友会の歴史で証明されている。中小企業も力を合わせれば新卒採用ができると始まったのが共同求人活動である。すでに20年以上の歴史がある

▼共同求人で新卒を定期採用して業績を飛躍的に発展させた会員は枚挙にいとまがない。人材は先行投資である。開発や設備投資と同様、たゆみなく続けることが肝心である。出来上がった良い人材を金でスカウトしても成果が上がるとは限らない

▼とくに中小企業はあるレベルの組織を構築するまでは、社長が人材を自ら育てなければならない。そして育てた社員が後輩を指導する善循環が起きれば、自然に企業は成長曲線に乗る。すでに来年の就職戦線が始まったが、獲得のチャンスを逃がさないようにしたいものだ。

「中小企業家しんぶん」 4月 15日号より


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