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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 1月 25日号

▼「経済社会の潮目が変わった」と感じます。1月の中同協新春幹事会での吉田敬一駒澤大学教授からの問題提起。吉田氏は、日本を直撃した新型複合不況、つまり経済のグローバル化に伴う構造転換型不況とアメリカ発の金融・証券不況による実体経済の不況の中、21世紀の日本のあるべき姿と経済活動の目的を巡る対抗軸として、これまでめざしてきた「豊かな社会」(成長=財・サービスの量産量販)から「幸せな社会」(成熟=財・サービスの質産質販)への転換を示しました。私たちのめざす「幸せの見える社会」を提唱していく中小企業憲章の意義もさらに大きなものとなりました

▼そうした社会をめざす私たちが真っ先にすべきことは何? 吉田教授は、同友会の「3種の神器」(3つの目的、労使見解、経営指針)の具現化を提唱されました。私たちの先輩方が実践の中で築いてきていただいた、このきわめて普遍的な財産。これを活用しない手はありません

▼しかし私たちだけでは「幸せな社会」を築けないことも事実。それぞれの力を最大限に発揮せしめる「連帯」の輪を内外に限りなく広げていく必要があります。5万名にとどまらず、10万名、20万名をめざしていきましょう!

「中小企業家しんぶん」 1月 25日号より


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