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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 4月 5日号

▼3月は、同友会活動の年度の締めくくりとして、ブロック(全国を7ブロックに分割)ごとに事務局長会議が開かれます。2008年度の成果と課題、2009年度の方針を出し合い意見交換が行われます

▼昨年暮れから各地で力を入れているのは、企業存続に向けた緊急対応。公的融資制度研究による金融対策、財務の見直し、リスクを想定した下方シミュレーションによる体力維持方策など。こうした緊急例会、セミナーには普段の例会では見かけない会員が3割はいるそうです

▼経営相談窓口の設置も目立ちました。まず事務局に相談し、専門性を要する案件は会員専門家や公的機関を紹介する。「経営に関することなら何でも同友会へ」と気軽に頼れる会としての認識を会内に広めることが会の強み、魅力となります

▼事務局長にとって気がかりなのは「行事に全く参加しない、問いかけにも反応のない会員」です。残念なのは「経営指針も作成し、長年在籍していた会員の突然の廃業」。「関わりたくても相手は遠ざかる。ぎりぎりのはずなのにそうでない振りをする」。会員の本心に迫れない「自分の未熟さ」。しかし、「会員企業は1社もつぶさない」覚悟で新年度に臨んでいきます。

「中小企業家しんぶん」 4月 5日号より


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