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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 8月 5日号

▼新自由主義的市場原理主義の横行に警鐘を鳴らしつづけ、あるべき経済の方向として「日本型自営業」の可能性を提起している内橋克人氏が近著『共生経済が始まる』(朝日新聞出版)で同友会を詳しく紹介しています

▼同友会は「3つの目的」、「自主・民主・連帯の精神」、「国民や地域と共に歩む中小企業」という高い志を掲げ、「理念型経済」「人格経済」の現実化を目指して活動する人々の集まりと評価しています。理念型経済とは、企業は何のために存在するのか、高い理念を掲げ自覚的にあるべき姿を追求する、そのような企業が中心となって築き上げる経済社会のこと。人格経済とは、利潤最優先の経済ではなく、経済にも人間と同じ人格を求める未来志向の発想のこと

▼金融アセスメント法と中小企業憲章の取り組みにも言及。前者は、中小企業の労使が共に地域に根ざし生き続けるための強い意思表示であり、後者は、今後の日本経済の基本的な道しるべとなるものと共感を寄せています

▼さらに、同友会の特徴は「学習」がものすごく盛んであること、と紹介。氏の激励を謙虚に受け止め、日常活動の内容を目的、理念に照らして絶えず検証していく決意を新たにしました。

「中小企業家しんぶん」 8月 5日号より


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