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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 8月 25日号

▼「同友会で学んで、それを地道に実践して来なかったら、こんな風に笑って話なんかできなかったよね」。先日開かれた中同協正副会長会議。半分以下の仕事量になっても、何とかやりくりし前向きに手を打ってきている皆さんの共通したお話です。10年20年と同友会の学びを真摯に地道に実践していくこと。これがどれほど大切なことなのか、思いを新たにしました

▼「とにかく自己資本比率は30%以上をめざせ」といっても、通常は1年や2年でできるものではありません。トップの強い思い、科学的な実践、それを積み上げていっても何年何十年とかかるもの。でも、それをやってきていたので、「今笑って話ができる」というわけです

▼考えてみれば「経営指針に基づく経営」も、その成果が目に見えて表れてくるには5年10年かかると言われていますし、「社員との共育ち」に至っては20年30年かかる。「そんな先のことではなく、とりあえず月末の資金繰りを」という状況の方もいらっしゃるかも知れません。でもそんな時だからこそ、日々確実に「良い会社」になっていくことが必要。そのための「同友会の学びからの実践」に、さあ、どう取り組みますか?

「中小企業家しんぶん」 8月 25日号より


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