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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 2月 5日号

▼北海道同友会函館支部新年交礼会に出席しました。支部設立38周年、史上最高の会勢(467社)の祝賀を兼ねた集いで約200名が参加

▼函館支部の歩みは産業構造転換に立ち向かい生きる道を確立してきた中小企業家の奮闘の歴史でもあります。支部設立の70年代は、造船不況と北洋漁業の衰退で街がさびれていく不安の声が例会でいつも聞かれました

▼「函館の資源は何かを見直そう」と着眼したのが「観光」でした。ガイドブックの作成や観光産業に携わる方のマナーの向上、社員教育にも取り組みました。函館のシンボル、函館山観光についても研究しました

▼地域資源で浮上したのがイカです。「イカノポリス計画」を打ち出し、世界のイカ料理祭、イカグッズの開発、函館市の魚に制定する市民運動にまで高めたのです。次いで「昆布」。函館昆布研究会を発足させ、食品加工、料理研究等を重ね、日本海側の昆布ロード視察や昆布フェスタも開催

▼活動の中で農業生産会員も増え、食の安全・安心、地産地消、ブランド化をテーマに毎年「はこだてフードフェスタ」を開き、ついに昨秋、東京で900名集めてのフェスタに成功。「同友会3つの目的」総合実践の典型といえましょう。

「中小企業家しんぶん」 2月 5日号より


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