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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 5月 5日号

▼異常気象でまだ桜が残る4月下旬、福島同友会理事研修会に参加する機会がありました。全県から80名の理事が参加。安孫子理事長、増子専務理事から今年度の指針説明の後、須賀川地区会長の渡辺徳之氏((株)ワタスイ社長)が登壇、「同友会役員とは」をテーマに熱弁をふるいました

▼氏は会歴17年、38歳の青年経営者。実家の事情で大学4年時に会社に戻り、父親が入っていた同友会で学ぶ機会を得ました。同友会のおもしろさは、会社の大小、会歴に関係なく交流できること。父親世代の人たちが親切に教えてくれ、「謙虚に学ぶことの大切さ」を知らされます

▼経営指針との出合いもショックでした。すべて「何のために」を根本から問いかけあう。性急すぎて失敗も重ねますが、社員をパートナーと位置づけ全社一丸経営をめざします

▼氏は同友会理念と会社経営を重ね合わせてきた体験から、「役員は同友会型企業のモデルになろう」と迫ります。「同友会に卒業はない」。役が終わっても参加するのが真の同友会員と強調。氏は最近中同協が出版した『同友会運動の発展のために』(改訂版)を終始引用しながら講演。戸外の寒さを吹き飛ばす熱気のこもった研修会でした。

「中小企業家しんぶん」 5月 5日号より


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