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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 7月 15日号

▼今年の中同協総会も大分同友会の献身的な設営で無事終了した。「時代の転換点、ゆるぎない経営基盤を確立し、歴史を創(つく)る同友会運動を!」のメインテーマに相応(ふさわ)しい総会であった

▼何と言っても、中小企業憲章が6月18日に閣議決定されたこと。同友会の中小企業憲章草案が総会で決議されたこと。このことは、まさに歴史を創る同友会運動の大きな成果として、会員の皆様と一緒に喜び合いたい。同友会の憲章草案は、同友会3つの目的の総合実践や、地域経済の活性化を推進する理念的指針として、今後も大いに活用できる。現時点での同友会運動の集大成として貴重なものである

▼2008年のリーマンショック後に世界経済は大きく転換した。新興国は景気刺激策がすぐに効いて経済成長を取り戻したが、先進国は回復に時間がかかっている。日本も、輸出や海外での生産活動は拡大しているが、内需は依然として停滞しているのが現状

▼中小企業は内需の基幹産業である。地域のことは地域に根ざした中小企業家が、意見を言う時代に転換してきた。そのことを実現するのが中小企業振興基本条例である。産業構造の転換には各地での条例制定運動を急がねばならない。

「中小企業家しんぶん」 7月 15日号より


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