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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 2月 25日号

▼「同友会って、政治に関わることは論議してはいけない会だと思ってました」という話を聞くことがあります。「政治的には中立」ということとの混同です。これは大きな誤解。存分に論議していく必要があります

▼というのは、まず「言うべき時に言わなければ手遅れになる」から。それと同時に「賛否両論、いろいろな意見がある」からです。TPP参加の是非、原発の問題をどのように考えるか、消費税アップについての考え方、そして憲法改正論議に至るまで、難しい問題であればあるほど、みんなの意見もさまざま。これに対してどのような姿勢で向き合うのかが、今問われています

▼「アンケートを取ってそれを発表する」「政策委員会で論議する」「行政と一緒に論議していく」等々、いろんなやり方はあるかと思いますが、いずれにしても「無関心」であってはなりません。なぜならば、私たちには「時代を引っ張っていく」役割も課せられてきたから

▼同友会が深く関わる形で、中小企業憲章が閣議決定されました。多くの地域で中小企業振興基本条例もできてきました。社会への影響力がきわめて大きくなってきていることを自覚し、私たちのあり方を見つめ直していきましょう。

「中小企業家しんぶん」 2月 25日号より


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