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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 7月 25日号

▼中同協第44回定時総会が岐阜同友会の設営のもとで開催されました。スローガンは「中小企業の活力と絆で復興を担い日本と地域の再生を創(つく)りだそう」。中小企業憲章の閣議決定から2年。東日本大震災から1年。この間に同友会の立ち位置は大きく変化してきました。その状況を踏まえて、私たちはこれから何を為すべきなのか。今総会はそれをあらためて問い直す良き機会となりました

▼為すべきことの第1は情勢分析と現状認識。パネルディスカッションにおいて宮崎副会長は「現状認識があっての戦略・戦術」と鋭く切り込みました。開会あいさつでの鋤柄会長の「総会議案第2章の情勢分析は必読」というお話と完全にリンクします。第2は何といっても自社の存在意義の明確化。「雪の札幌に耐えうる靴は世界で通用する」という守副会長のお話が印象的でした

▼第3に質と量の両方を追求する同友会づくり。「この地域に何人の会員がいるのか、代表役員の会社の業績はどうなのか」外部からの関心事はここにあるとの田中副会長の指摘が強烈でした。最後に地域づくり。憲章の国会決議、条例づくりへの関わり、さまざまな施策の徹底活用など、同友会ならではの運動展開です。

「中小企業家しんぶん」 7月 25日号より


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