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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 9月 15日号

▼参議院で野田首相への問責決議案が可決されて国会は空転が始まった。民主党も自民党も共に自党の代表や総裁の選挙に明け暮れている。まさに党利党略、個利個略が優先する政治家の動きをみると国家感の欠如した発言は空虚に聞こえる。雄弁であるが中身が乏しい。国民をだますような約束を公言する。私たち国民は今度の解散総選挙には厳しい投票行動をとらなければならない

▼政治と経済は裏表である。「日本は政治は二流だが経済は一流」と言われたのは過去のこととなった。ここにきてテレビ御三家の凋落が象徴するように経済活動をリードする企業も経営者も悪戦苦闘が続いている。デフレや円高対策など政治が思い切った政策実行することが望まれる。震災、原発事故からの復活も大きな国家戦略が望まれる

▼政府が7月31日に閣議決定した日本再生戦略には日本再生のための具体策が幾つか書かれている。その中の日本再生の4大プロジェクトの1つに「担い手としての中小企業〜ちいさな企業に光を当てた地域の核となる中小企業活力倍増プロジェクト〜」なるものが書かれている。地域経済の再生は中小企業が担う気概をもって経営に取り組みたいものだ。

「中小企業家しんぶん」 9月 15日号より


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