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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 12月 15日号

▼衆議院選挙では、政党が乱立して争点があまりに多種多様で複雑になっている。消費税、脱原発、TPPが3大争点と言えるが経済政策はどうか、特にわれわれ中小企業家にとっては見逃してはならない視点である

▼デフレからの脱却と円高の解消を訴える政党もあるが、中小企業政策を具体的に提示している政党は意外に少ない。中小企業は憲章では経済を牽引する力であり、社会の主役であると謳(うた)われているが、各党の選挙公約には中小企業政策の影は薄い。改めて中小企業憲章を国会で決議することが重要であることを確認した。投票日も迫ってきたが熟慮の上、企業家としての清き1票を投じたいものだ。同時に社員にも投票に行くように呼びかけることも忘れてはならない

▼このところ、老朽化したインフラの倒壊事故が連続して起きた。北海道の送電線の鉄塔の倒壊による大停電事故、中央自動車道・笹子トンネルの天井崩落事故等々。その度に被害を受けるのは一般市民である。高度成長期に建設された公共施設は経年劣化で崩壊の危険性がある。わが国は世界に誇るインフラが整備された国だが、今後は維持管理を中心にした公共投資が必要になってくるのではないか。

「中小企業家しんぶん」 12月 15日号より


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