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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 9月 15日号

▼猛暑の夏も終り、多少は過ごしやすい気候になってきた。今年は各地で局所的な大雨が降った。ゲリラ豪雨とも言われ、突然の集中豪雨が特徴だった。もう1つは巨大な竜巻現象である。温暖化現象で自然環境に大きな変化が起きているのか? 環境問題には常日頃から関心をもち、CO2や電気使用量の削減にデータをとって取り組む時代だ

▼経営指針に科学性、社会性、人間性の観点を織り込むことは必須の課題。特に、科学性とは社会や経済の大きな流れ、時代や経営環境の変化をできる限り客観的に把握することと言える。一方でミクロ的視点の科学性は自社の経営をデータに基づいて把握すること。経営計画と実績の誤差の原因を客観的にチェックすること。そこで自社の経営課題が具体的に出てくれば打つ手はいく通りもある。月次決算で毎月チェックをする仕組みが社内に出来上がれば早めに手を打ち戦略の転換が可能だ

▼中同協の景況調査(DOR)や各同友会の景況調査も回答率が低いのに危惧の念を抱いている。少なくとも調査対象の経営指標を毎月データとして持っていないのは科学性に基づいた経営とは言わない。どんぶり勘定やヤマ勘経営からは脱皮しよう。

「中小企業家しんぶん」 9月 15日号より


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