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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 11月 25日号

▼「人には『自ら変わる』力があります」とは同友会でも有名な大田堯先生のお言葉。「だからこそ『育てる』のではなく『育つ環境をつくる』と考えるべき」と続きます。しかし実際社員の皆さんに、いかに「その気」になってもらうか、経営者の皆さんは常に頭を悩ましていることと思います

▼その時「会社の業績向上のために」ということで考えると、なかなか答えが出にくいようです。いっそのこと、まったく社員さんの立場から考えてみると、答えが見えてくるような気がしてきました

▼社員さんにしてみれば「より素晴らしい人生」を送りたいという思いは必ずあるはず。その人生設計をこの会社で描くことができる。自らの志を立てることができる。そんな会社であることを第1に望んでいるはずです

▼その次には、そうした自分になるための成長を促し応援する環境があること。場合によっては厳しい叱咤も必要かもしれません。そして最後に「活躍の場」。志を立てて成長したのはいいけれど、それを生かす場がないというのでは話になりません。労使見解にある「いかに環境が厳しくとも〜経営を維持し発展させる責任があります」というフレーズをあらためて噛みしめています。

「中小企業家しんぶん」 11月 25日号より


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