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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 12月 25日号

▼世相を表す年末恒例の「今年の漢字」に『輪』が選ばれました。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催決定や、伊豆大島の豪雨被害など各地で起きた災害に支援の輪が広がったこと、そして東日本大震災からの復興の輪が広がったことを理由に挙げた人が多かったそうです

▼「同友会運動の輪」も今年は大きく広がりました。会員数が最高会勢を更新していることはもちろんですが「3つの目的」の全てにおいて、会の内外を問わず連帯の輪が広がったと感じています。経営指針の実践運動への展開、障害者雇用への取り組み、憲章・条例への関わり、金融機関との連携、全人格成長もビジョンに掲げた青年部活動、幸せな暮らしづくりの先頭に立つ女性経営者の活動等々、その他にも多くの運動が展開されてきました

▼素晴らしいのは、これらの運動がすべて自主的に展開されてきていること。それも「自分だけの損得」で動くのではなく「世のため人のために」「より素晴らしい形で自らを生かす」という方向での運動展開です。こうした自他共に素晴らしくなっていこうとする同友会運動の輪の中にこそ、「衆愚政治」に陥るリスクのない真の民主主義があるのかもしれません。

「中小企業家しんぶん」 12月 25日号より


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