<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2014年 10月 25日号

▼10月7日「今年度のノーベル物理学賞を赤崎勇教授・天野浩教授・中村修二教授に贈る」と発表がありました。授賞理由は「高輝度で省エネルギーの白色光源を可能にした効率的な青色LEDの開発」。まさに「人類のより良い生活につながる発明に賞を与える」としたノーベルの思いに合致するもので、同じ日本人の一人として本当に誇りに感じました

▼その3日後「ノーベル平和賞をマララ・ユスフザイさんとカイラシュ・サティアルティ氏に贈る」との発表。パキスタンでイスラム武装勢力に銃撃されながらも女性の教育権を訴えたマララさん。児童労働に反対する世界的な運動を組織しているサティアルティさん。児童・女性の基本的人権をまもるため、命をかけて運動を展開していることに頭が下がります

▼この物理学賞・平和賞の皆さんに共通していることは「志の高さ」。当然といえば当然ですが、あらためて強く感じました。「会社に『研究中止』を命じられても応じなかった」中村さん。2つしか無い選択肢から「声を上げて殺されること」を選んだマララさん。ノーベル賞には縁もゆかりもない私たちかもしれませんが、自らの尊厳をかけての「志」は是非持ちたいものです。

「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より


このページのトップへ