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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 6月 5日号

▼豊かに水をたたえた田の上を、翼を広げてトキが舞う。「トキの森公園」に行く途中、出会えた自然の中の1羽

▼ふれあいプラザでは子ども2羽を含む4羽の家族が、樹上の巣で巣立ちを促すように羽ばたいています。くちばしの薄い子どもが1羽、足を2本とも巣から足を出すという「巣立ち」に対面することとなりました

▼「人が育つ」とはどういうことか、「人はその気になったときに成長する」という基本的考え方を持ち、その気になる環境をつくり成長を待てるかどうかが試されます。社員が自らの仕事にやりがいと誇りを持つことで新たな仕事へのアイデアは現場から生まれます。時代変化を見据え10年後の未来を社員とともに考え実践していく

▼人材不足は採用の課題としてとらえるだけでなく、既存の社員が自社にとって、さらに社会に必要とされる人材として育っていく環境をどうつくるかです。その時に突きつけられるのは、社長自身の成長と経営姿勢

▼トキの親は何度も飛び立つ姿勢を見せ、子どもたちに未来の姿を見せます。1つひとつの課題を乗り越え、自立し、自ら生きる力をはぐくむ。人が育つ企業には若者が集まり、学び合い、励まし合う気風が生まれます。

「中小企業家しんぶん」 6月 5日号より


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