コラム「円卓」のバックナンバー

▼今年は8〜9月にかけて台風が次々に日本に上陸し、豪雨による河川の氾濫で多くの人々が被災された。自然災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられた。日本列島は地震と台風とは縁が切れない宿命の土地と言わざるを得ない。常に災害に備えることが求められる

▼今年の青年経営者全国交流会は9月15〜16日に石川同友会の設営にて金沢で行われる。青年経営者が同友会3つの目的の総合実践を目指して謙虚に学ぶことを期待したい

▼景気判断は各同友会の景況調査が活発になり、政府や日銀に先んじて景気動向が予想できるようになってきた。これは一定の会員が景況調査に協力してくれるからである。調査項目はその気になれば20〜30分もあれば記入できる。ただし月次決算がきちんとできてないと会社の実態を正確に判断できない

▼経営指針を作りその中に単年度計画が数値化されているはず。これをもとに月次で実績と比較して検討できる体制が社内にあるかどうか。組織的な経営を目指すにはまず社内に数字で実績が分かる仕組みと情報の共有化が必要であり、しかも科学性に裏付けられたものでなくてはならない。ヤマ勘やどんぶり経営は厳に戒めなければならない。

「中小企業家しんぶん」 9月 15日号より