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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 12月 25日号

▼「会社って、大きくすれば良いというものではないでしょ?」という意見はよく伺います。おっしゃることはまさにその通り。小さくても本当に社会に必要とされている会社もたくさんあります。しかし、だからといって、自社が発展できる可能性を一切捨て去ってしまうのは考えもの。ましてや、発展させるための努力をしないことに対する自己弁護であったとしたら…

▼私たちが1人でできることには限界があります。だからこそ社員とともに「より大きな貢献をしていこう」として会社を経営しているはず。もちろん、どんな業種・業態を選び取るかによって適正規模は違ってきますが、「たくさんの貢献をしたい」という思いは大切にしたいものです

▼また、一緒に活動する社員にとっても「より大きく社会に貢献したい」「自分の素晴らしさを一番いい形で発揮できる仕事をしたい」という思いは必ずあると思うのです。雇用の場をつくるということは、生活基盤を提供するだけでなく、こうした崇高なる理想に向かう環境を提供することでもあるはず。同友会ではよく「組織経営をめざそう」と言われます。その意味には、相当に深いものがあるのではないかと、最近思い始めました。

「中小企業家しんぶん」 12月 25日号より


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