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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 2月 5日号

▼昨年末に中同協が発行した『経営指針成文化と実践の手引き』の注文数が、6000冊を超えました。そのうち2500冊は2月24日に40周年記念行事を行う福島同友会からのものです

▼同友会で経営指針を作成する会員は全国で年間約1300人、そこに運営委員約3200人がかかわっています(昨年度実績)。40年前に中同協が運動方針として掲げた「経営指針成文化運動」は、いまではほとんどの同友会で運動の柱に位置づけられています

▼福島同友会が昨年実施した震災5年後の会員調査で、売上高が大幅に減少した企業が多く存在している中でも、「給与削減や解雇など、リストラは行わなかった」と回答する企業が8割あることに驚嘆しました

▼一方で、地震・津波に比べて「原発事故による影響が大部分(6割以上)」とする回答が6割を超えており、風評被害はいまでも続いています。そのような状況下でも、事業再生を果たした会員は9割にのぼり、増益になっている企業も5割近く

▼同友会では経営理念作成時には「なんのために経営しているのか」が厳しく問いかけられます。社員を守り、企業を守る不屈の経営者魂の涵養(かんよう)も同友会の仲間の励ましあればこそ。

「中小企業家しんぶん」 2月 5日号より


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