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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 5月 25日号

▼「すべての人がその素晴らしさを発揮できる社会」があったとしたら本当に素敵ですよね。同友会運動が究極的にめざしているのも「そこ」なのではないかと考えています。ただ現状とのギャップはきわめて大きいのも事実。どうしたら最初の一歩を進めることができるのでしょうか? それは「まず自分の素晴らしさを確認」することからではないかと最近思うようになりました

▼それは、毎年の年末年初に自分自身で行っている「自分の良いところ、他の人よりも恵まれていることを書き出してみる」という試みからでした。書き出すだけでも自己肯定感やたくさんの恵まれていることへの感謝の思いが生まれ、それを生かさなければもったいないという「きわめて主体的な目標設定や行動」につながってきています

▼実はそのことを、どちらかというと向上意欲の無い何人かの社員との面接の際に「自分のことだけど」として話してみたのです。「確かに心には響いている」と目の輝きからして感じました。やはり出発点では自己肯定感に裏付けされた「自主」が不可欠。それがあってこそ「民主・連帯」で、相互の素晴らしさの発揮に向かうことができるのだと気づいたのです。

「中小企業家しんぶん」 5月 25日号より


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