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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 11月 25日号

▼「人材不足」がきわめて深刻になってきました。DORでも日銀短観でも調査結果は顕著です。皆さん大変苦労していますし、一般的に考えれば大きな経営課題となっているのも事実。しかし「人を生かす経営」をめざしている私たち同友会のメンバーとしては、むしろこの状態をチャンスととらえるべきではないでしょうか?

▼どんな切り口でのチャンスとして考えられるか。その1は「人が育つ会社としての差別化」です。人材不足は「採用難」でもありますが「定着しない」「人が育たない」ということも合わせての話。他社が苦しんでいるだけに、人が育つ会社には大きなアドバンテージ(優位性)があるはずです

▼その2は「就労困難者(生活保護等)にも働く機会を」ということ。先ほど行われた障害者問題全国交流会でも、それをテーマとした分科会が設定されていましたが、そうした方々を受け入れられる環境は同友会企業ならではのものと感じました

▼そしてその3には「選ばれる会社を本気でめざす機会に」ということ。「人間性・社会性・科学性」の切り口で抽出した課題に対して、機会損失なく取り組んでいく「経営指針に基づく経営」を本気でめざしましょう。

「中小企業家しんぶん」 11月 25日号より


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